1959-09-10 第32回国会 衆議院 文教委員会 第4号
あるラジオで一般公衆の意見をとるようにしておったところが、それがたまたま電話がかかってきて、そうして勤評反対の電話は取り次ぐが、勤評賛成の電話は取り次がなかったという事例があるから、そういう偏向したやり方をやられるのでは困る。偏向していることも困るし、またこの教育の問題を興味本位に取り扱われるということはまことに困るから、そういうのはお断わりするということで私は断わった。
あるラジオで一般公衆の意見をとるようにしておったところが、それがたまたま電話がかかってきて、そうして勤評反対の電話は取り次ぐが、勤評賛成の電話は取り次がなかったという事例があるから、そういう偏向したやり方をやられるのでは困る。偏向していることも困るし、またこの教育の問題を興味本位に取り扱われるということはまことに困るから、そういうのはお断わりするということで私は断わった。
大体警察の態度といたしましては、勤評そのものについて賛成とか反対とかいうことに対して警察独自の態度というものがあるわけではないのでありまして、この間における不法事犯というものにつきましては、どういう立場に立とうと、厳正に取り締っていくという態度に変りないわけでありまして、ただいま門司委員のお話のように、教組側にはきつく、勤評賛成者側にはゆるくするというような考えは毛頭持っておりません、今度の事件についても
たとえば、群馬県における最近の事例をあげれば、教職員個々に対して、「教組よりの脱退上、「勤評賛成」、「一斉賜暇は行わない」などという条件を突きつけ、つるし上げ、強要をしているという事実、あるいは、教員住宅等に上り込み、家族に対し即刻立ちのきを要求する等の村八分的な行為が、白昼公然と行われているのであります。
しかし、作りましても、これは、勤評賛成、反対の両方を通じまして、いかなる事件をも未然にこれを防止できるというものじゃございません。そのことには一生懸命になってはおりまするが、今申し上げたような事情もございまして、手が届かなかったという点を御了承願いたいと思います。
こういう右翼の右翼的な行動あるいは勤評賛成なりあるいは勤評反対に対する反対の意見の表明はとにかくといたしますが、暴力をふるってこの国民に襲いかかってくるという事態に対して、どういう法務大臣なりあるいは警察庁長官として、対策をお持ちになっているのか、これは先ほど明確でございませんでしたので、今後も危険性があることでございますからはっきり承わりたい。
それから右翼の問題でございますが、これは、たまたま和歌山におきましてすわり込みの際に、右翼の、右翼と申しますか、勤評賛成派の者がそこに参りましていろいろと小競り合いが起った事実は聞いております。
○説明員(柏村信雄君) 右翼につきまして、この右翼と申しましても、いわゆる昔言われております右翼団体といわれるものの構成員が数十名入っておったということを、私さっき申し上げ、それから右翼とは申せないが勤評賛成であれは何と申しますか、日本教育対策協議会というのの宣伝カーが、本町二丁目でデモ隊と衝突したということを申したのでありますが、これについて、この事件のあります前から、あの和歌山におきまする大会前
なお、いわゆる右翼と思われる勤評賛成派という人の一つのもんちゃくもありまして、私どもとしましては、法に照らして、道路交通取締法なり、あるいは公務執行妨害罪というふうなものに照らしまして、それぞれ適当な措置をとったわけでありますが、新聞でごらんになります通り、まずまずわれわれ非常に悲嘆にくれるほどの事態は起らなかったわけであります。
中途におきまして、先ほども申しました大日本愛国党の数名の者が宣伝カーなどに乗り込みまして、勤評賛成だ、ピケ隊員何するものぞということで、これともんちゃくを起しまして、その大日本愛国党の二名を逮捕いたした事実もあるのであります。
しかしながら、先ほども申し上げましたように、勤評賛成派の連中もあそこに入りこんでおった。それからこれと別に右翼団体に属する連中も数十名和歌山に乗り込んでおった。そういうことで勤評賛成派と勤評反対派ないし右翼の間に、いわゆるいがみ合い的な状況があったということはいなめないと思いますけれども、警察は決して左右両派に片寄るものではございません。
ただ先ほど申し上げましたように、勤評賛成で、勤評反対闘争に反対するということだけで、これを取締りの対象にすることはできない。やはり、これが不法越軌にわたるという状態になって、初めて取締りの対象として警察が乗り出すということになるわけであります。この点は、デモの行進等についても、同じ考えを持ってやっておるわけでございます。
ただ警察といたしましては、勤評賛成であるにしろ、勤評反対であるにせよ、それが不法行為に至らない場合に、これを取り締るということはいたしません。従って自動車で宣伝をする、これはもちろん非常に事態が悪化するおそれがあるという場合に、警告をしたり、あるいは誘導をしたりするというような事実上の措置ということは必要でありましょう。
しかし私の理解しておるところでは、小型トラックを利用して勤評賛成の意見を発表した団体は、先ほど申しましたように和歌山県における地元の勤評賛成の人たちで結成されておるものであって、いわゆる右翼団体の中の協議会等に入っておるものではない、さような報告を私は聞いております。
そこで、せんだっての予算委員会で、私、高知県の勤評反対闘争に関連してPTAの一部の方、まあ結局は勤評賛成側の人でしょうが、そういう諸君が学校なり教師に対して乱暴を働いておる、こういうことについて長官に質問をしたのですが、その点について、当時はまだ長官聞いておられなかった、いずれ調査の上で報告したいということでありましたので、本日一つお聞きをしておきたいと思います。