1961-05-16 第38回国会 参議院 文教委員会 第26号
○岩間正男君 食事をするときに、宗教上の勤行聖典を読むのは、宗教上の行事につながってますよ。そうでしょう、あそこに本職の方がいられますから、これは聞くまでもないことだと私は思うのです。こういうことを一体やるということは、私はこれは明らかに二十条違反だと思う。どうですか。あなた、そういう見解とってられたら私は大へんな問題だと思う。
○岩間正男君 食事をするときに、宗教上の勤行聖典を読むのは、宗教上の行事につながってますよ。そうでしょう、あそこに本職の方がいられますから、これは聞くまでもないことだと私は思うのです。こういうことを一体やるということは、私はこれは明らかに二十条違反だと思う。どうですか。あなた、そういう見解とってられたら私は大へんな問題だと思う。
ただ何かお話では、松下村塾記と勤行聖典だけをやったようでございますが、決してさようではございませんで、他にもいろいろ教室の持ち方等についても話しますし、いたしておりますので、決してそういった精神には触れておらぬと思うのでございます。
○内藤政府委員 この勤行聖典が出たので誤解を招いたと思いますけれども、実は受講生も漢文は苦手でございまして、漢文はあまりわからなかったということを言っております。ただ「松下村塾記」の点につきましては講義もいたしておりますし、テキストに使っております。
○内藤政府委員 勤行聖典を読ましたからといって、これが宗教だというものではありません。宗教というものは、あくまでも教義の宣布なんです。教義の宣布及び布教をすることが宗教なんでして、勤行聖典を読ましたからといって宗教だというふうにするわけには参らぬと思います。しかし、ここで勤行聖典全部じゃなくて、食事五観というのがある。食事五観を食前に一つずつ唱和したということであります。これは大へん感謝をする。
○高津委員 勤行聖典を一同に読ませたということは——勤行聖典を読むということは宗教行事じゃないですか。宗教行事でないと言い切れますか。
それから勤行聖典というお経の一冊を出して参りまして、それをここで使っておるということ、それから座禅和讃、菩薩願行文、その他延命十句観音経等を出しまして、そのあとで食事五観というものを出しておったわけでございます。
○内藤政府委員 菊池正行氏が松下村塾記を使ったとか、あるいは勤行聖典大耕舎を大山氏が使ったということは聞いておるわけでございますが、これらはテキストでございまして、別にどうということはなかろうかと思うのであります。
そうしてそのテキストとして用いられたものが松下村塾記、また仏典の勤行聖典それから食事の時にお祈りする食事五観、こういうものがテキストとして使われておるのであります。ところで会の持ち方ですが、参加者を一方的に指名し、地教委、校長を通して参加を強力に強制し、しかも家庭の主婦の多い女教員に、土曜、日曜の一泊二日を、これをカン詰にし、毛布を持参し、公民館に泊まらせているのです。