1975-09-20 第76回国会 参議院 本会議 第5号
しかし、実際それに反して政府は勤労賃金の抑圧政策をとった。それが今日の不況の原因になっておるというお話でございますが、事実、今回の春闘におきまする賃金は一三・一、これは経済見通しよりはかなり低位に決まってきたのであります。まあ、この一三・一という決まり方が今回の不況とどういうつながりを持つか。これは多少のつながりがないということはないと思います。
しかし、実際それに反して政府は勤労賃金の抑圧政策をとった。それが今日の不況の原因になっておるというお話でございますが、事実、今回の春闘におきまする賃金は一三・一、これは経済見通しよりはかなり低位に決まってきたのであります。まあ、この一三・一という決まり方が今回の不況とどういうつながりを持つか。これは多少のつながりがないということはないと思います。
その実現するような仕組みを、厚生省が、単に賃金所得、勤労賃金所得、購買力だけじゃなしに、やはり働くことのできない老人を含めたこの所得保障というものに、やはりその大きな経済の正常な繁栄の役割りを持たしていくのだということも考えてこの問題と取り組んでいただかなければ、私はいまのような経済状態というものが続く以外にない、それは皆さん方の努力ではないかと、私はそういうぐあいに念願する一人でありますから、十分
○中村正雄君 現在の総理府に家計調査という統計がありますが、これによります実収規模と、労働者毎月勤労賃金統計によりまする実収規模、これは大体前は合っておったわけですが、このごろの両方の統計を見ますると、前者が三万円台、後者が二万円台と、相当開きが出てきておるわけです。両者はこまかい数字が一致するわけじゃありませんが、大体合わなければならないのに、こういう開きが出てきておる。