1999-06-30 第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
例えば、構造改善局でもって精いっぱい努力をいただいて、通年施行でもって圃場整備事業を行った、でき上がった、立派なものができたということになったら、今度は減反の枠組みの中に入れられて、できたばかりの立派な圃場を減反するということを見ていれば、農家の方々は、もう経済的な理由というよりは、勤労意欲そのものが減退してしまう、こういうことなのであります。
例えば、構造改善局でもって精いっぱい努力をいただいて、通年施行でもって圃場整備事業を行った、でき上がった、立派なものができたということになったら、今度は減反の枠組みの中に入れられて、できたばかりの立派な圃場を減反するということを見ていれば、農家の方々は、もう経済的な理由というよりは、勤労意欲そのものが減退してしまう、こういうことなのであります。
究極的には、今お話しありましたように、実は御本人自身の部分が相当程度あるわけで、やはり言うならば社会生活から逃避したいとか、経済関係で我が家にいない方がいいとか、勤労意欲そのものがないとか、あるいは勤労意欲はあるが職がないとか、ともかくさまざまな、お一人お一人によって人生行路が異なってきてそういう状況になっているということを思うと、これを根本的に解決するというのは率直に言ってなかなか大変だと。
このような状況下ではとてもじゃないが勤労意欲そのものすら喪失するといったような事態になっておると、深刻に政府としては受けとめておるわけでございます。
先進国等で間接税依存型の財政運営になった場合に、入る直前まではかなりの批判を受けつつも、一度入ると物価に転嫁すればそれで済むという安易さから、どんどんどんどん直間比率の間の方がふえ過ぎていって、それが気がついてみたら五〇とか六〇とかが国民負担率となって、そして隣の失業保険をいただいていらっしゃるおじさんと勤労しておる青年との間に、隣のおじさんを自分が知らず知らずのうちに養っているということから、勤労意欲そのものを
あくまでも私は、もっと健全な、むしろ自分のする仕事、勤労意欲そのものが心であり目的であるという考え方に立脚していく考え方に、これまた教育面でも教えていかなければ相ならぬだろうという感じがいたします。昔もいまも大きく変わっていったものは心だろうと思います。戦前のほうが農村はいまよりも疲弊しきっていたことだけは間違いありません。戦前のほうが農村は貧乏だったのであります。
それをどういうふうに勘案し、勤労意欲そのものをどう維持して行つたらいいかという問題は、むしろこういうものとは離れまして考えらるべきものじやないかというふうに思つているわけなのです。