1992-04-07 第123回国会 参議院 労働委員会 第4号
そういう状況の中で、私の考えてこの勤労倫理観、ワークエシックスとかそういったものは、これはいろいろ主観的な問題もありますけれども、客観的に日本の労働者が欧米諸外国と比較して一体生産性はどのようなものであろうかということの計数を整理してみよう。そして同時に、いわゆる為替レートだけではなしに購買力で評価し直そう。
そういう状況の中で、私の考えてこの勤労倫理観、ワークエシックスとかそういったものは、これはいろいろ主観的な問題もありますけれども、客観的に日本の労働者が欧米諸外国と比較して一体生産性はどのようなものであろうかということの計数を整理してみよう。そして同時に、いわゆる為替レートだけではなしに購買力で評価し直そう。
能力的かつ男女平等の職場で勤労倫理観は高いわけですけれども、労働移動が活発化し、摩擦的失業も自発的失業も多くなる。福祉ニーズは多くなりますけれども、能力主義に基づいて職場へ進出していきます一方で、欧米のように公的負担について、これを社会的に受けとめる意識が高まっていくというような社会であります。
最後の勤労倫理観の点については、まことに同感でございまして、勤労者に対して、義務的に労働するのではなく、自分らの権利として労働するのであり、殊にその労働の成果に対しては非常な誇りを感ずるという点に、日本の労働運動の一つの面をもつていくことについては、まつたく同感でございまして、私ども労働行政に携わつておる者は、労働教育の主眼点をそこへおくことによつて、いわゆる健全なる労働組合運動を指導していきたいと
即ち経営や労務に対する心構えを改め、全く新たなる勤労倫理観の確立が必要であると思うのであります。政府は官紀の振粛を從來のごとく掛声だけに終らせず、断乎これを敢行いたしまして、官公吏に対する公共理念の発揮を一段と強化し、これと共に各般の指導方法によりまして、社会一般にもこの点の普及徹底が必要であると思うのであります。片山総理の今後の心構えを承わりたいと思うのであります。