1948-05-28 第2回国会 衆議院 水害地対策特別委員会 第8号
事實それは政府の支拂怠慢と申しますか、豫算の交付が遅れた關係上、遲れて現實の高い物價の際に、高い勞賃の際にこれを實施するということになりますから、すでにそれはかさむのです。それをもしむりに前の値段にすると、請負業者が非常な損失をする。それは政府の責任で延ばしたものを政府がそれを見ないで、前の契約單價でやれということは、常識では律しられない。
事實それは政府の支拂怠慢と申しますか、豫算の交付が遅れた關係上、遲れて現實の高い物價の際に、高い勞賃の際にこれを實施するということになりますから、すでにそれはかさむのです。それをもしむりに前の値段にすると、請負業者が非常な損失をする。それは政府の責任で延ばしたものを政府がそれを見ないで、前の契約單價でやれということは、常識では律しられない。
淡水漁業あるいは沿岸漁業、また淡水漁業の中でも放漁漁業あるいは池中漁業というようなことになつてきますと、實際問題として勞賃の計算仕方が非常に複雜なんでございます。
それから実は第三点としましては、この新物價体系のプリンシプル、特に勞賃と米價とそれから工業生産品の價格の決め方と、この問題についてちよつとお聞きしたいのですが、それは次の質問にいたします。
しかるに最近復舊資材、勞賃は著しく高騰し、工事の遂行はいよいよ至難の實情にありまして、このまま推移するにおいては、被害を擴大影響も甚大なるものがありますので、急速に多額の經費を配布せられるとともに、高率の國庫補助を賜り一日も速やかに復舊工事を完成したいというのであります。何とぞよろしくお願いいたします。
從つて農業利潤の發生の餘地が全くなかつたばかりか、むしろ小作料が勞賃部分にも食い込んでおるのであります。この比類を見なかつた高い小作料は、又反面では地價を吊上げ、經營を擴大して大きな經營主となるよりは、地主となつて土地を貸付けていた方が有利であり、このために我が國の農業は資本主義的な發展が阻まれて來ていたのであります。
先ほども申したように、最近のように物價、勞賃が上つてきますと、竣工期限が守られないというようなことで、いろいろなことを若慮なさらなければならぬような事態になるのでありまして、五萬圓のものが二十六萬圓かかる。
具體的な例を申し上げますと、ある仕事をいたします場合に、勞賃は大體の基準として、何人くらいの人間を使つてできるということの大體の目安はありますけれども、實際に仕事をしてみると、人間が何人かかるかということは、これはまつたくばらばらな結果になつて出てくる。一つの仕事をする場合に、たとえば平均十人でできるというものも八人で仕上げるということも實際には出てくる。
而も今日の石炭企業の大部分は臨時金融を受けなければ資材或いは勞賃にも事缺くのでありまして、大體十一月から十二月にかけまして、いわゆる石炭非常増産對策要綱に盛られました、一番要であるところの作業方式はイロハのいずれかに決定されるという工合に運んでいるのでありまして、今その過程にございまして、決して作文に終るというようなことをしないように非常な努力を拂つておるということをお含みを願いたいと思います。
しかもこのような農家の家族の勞働報酬はその地方の普通の日傭勞賃に比して七〇%程度にしか當つていない實情であります。從つてもし農民が附近の一般の農業日傭勞賃竝の報酬を要求するとすれば、農民經濟は絶對的な赤字になることは明らかであります。すなわち農業所得の實態は、農業日傭勞賃の七〇%前後しか當らないところの勤勞所得であつて、決して事業所得としての性格はもつていないのであります。
そういうようなことでありますし、それから賃金等が、一日勞働させて一圓八十錢しか勞賃を與えていない。そうして三圓六十錢というものを自分は要求しなければならぬ——實は三圓六十錢やつておつたのですが、その中の相當なものを彼らの慰安會の費用として差引いておつたというようなことも事實です。
すなわち現在、たとえば勞賃につきまして、全國的な勞資それぞれの團體におきまして、賃金協定ができるという場合におきまして、これが實際賃金をきめます場合において、生産協議會においては、その賃金水準というものを具體化していくという方向において、これが行われていくと考えるのであります。
私はこの状態を見ますときに、小貝川の上流改修工事促進會を結成いたしまして、全面的にこの工事の協力に邁進しておる現状でありますが、この惡性インフレの餘波と、やみ物價横行のために、日増しにつのるところの資材竝びに勞賃の高騰というものは、著しく工事の進捗を阻害しております。初めの豫算をもつてしては、人夫の割當募集にも相當困難を感じつつある状態であります。
○水谷國務大臣 勞賃をどのようにするかということは、これはあくまで經營者と勞働組合が、自主的に協定すべき問題でありまして、政府からとやかく言うべき筋合でございません。ただ政府の立場といたしましては、炭價は當面引上げないということだけは、繰返して申し添えておきます。
それは特に主食その他のやみ買いをしけなればならない工場勞働者に比べて、農村の勞賃に對應する分に對しては六十倍という優遇がしてあるのは、非常に不公平ではないかというふうな非難を物價廰はその方面から強く受けるのであります。
高過ぎるのならば、あたりまえに物價廰としてやればよかつたのに、今日米價が決定してから高過ぎるというのは、どんな意味でそんなことを言われるのか、その理由を聽きますと、勞賃は三十倍になつた。米價は六十二倍。あまりに高過ぎるじやないかという。物價廰の部長は、そんなことを言つていいのであるかと私は考えるのであります。勞賃は三十倍になれば三十倍の収入が増加いたします。
○的場委員 大事なことでありますから、さらにお伺いしておきますが、今のお話で、高過ぎるとおつしやらなかつのであれば、それで私はよいのでありますが、今あなた方がお考ゆになつておる、勞賃は三十倍であり、今度のバリテイの結果が米價が六十倍になつたということによつて、あなた方御自身が米價は優遇してあるという考え方にあるのではないか。
根本方針に則りまして賃金物價の惡循環によるインフレの高進と、これによる、國民經濟の全面的な破壊を極度に避けるために、この米價の問題につきましても、あくまでこのインフレ防止の新價格體系の中において決定したいという意圖のもとに、總理の最後の斷となつた次第でございますが、この新米價の決定の基礎は、わねて御報告申し上げました通りに、物價廳におきましては、生産費計算による方法もあるのではございますが、たとえば自家勞賃
千八百圓の基準は、御承知のように新しい物價體系を立てるときに、その物價の中に織りこむ勞賃ということでこれを採用いたしたわけでありまして、それを一應家計に直してみるとどうなるかということを出してみたのであつて、その點は十分に御理解を願いたいと思います。それから米窪さんが千八百圓がどうにもならなかつたときに、それを檢討するとおつしやつたとかいうことでありました。
この七月價格改訂をやりまするときに、その價格改訂の中へ織りこまれる勞賃費でありますが、勞賃費をどれだけにとるかということは、政府としても非常に愼重に構えまして、給與審議會の小委員會にやはり諮りまして、給與審議會小委員會の方で實はそれをきめていただこうと思つたのであります。
勞賃をどうすることが正しいのであるか。自給肥料はいかに積ることがいいのであるか、農具の償却金はいかなる程度にこれを見積るべきであるかというような、一つ一つの事項について、はつきり農林省できめられた数字をお示し願つて、それについてわれわれは檢討いたしたい。パリテイ計算においても同様であります。
それからその次は日本政府が直接でありましても、あるいは間接でありましても、あるいは占領軍のためでありましても、すべて勞賃については、實際の支拂の賃金と法律で認めた優先的控除額を差引いた額を超過することができない。優先的控除額と申しますのは勤勞所得税でありますとか、あるいは健康保險の保險料でありますとか、そういうものを差引いた額を超過してはいけない。
一例を申し上げますと亞炭の問題でありますが、山形縣から産するところの一トンの亞炭カロリーは、五千ないし五千五百でありますが、一トンの亞炭が坑口渡しで五百二十圓、關東、關西、北海道が六百八十圓、なぜであるかと申しますと、山形縣は勞賃が安いというような答辯をある政府委員は言われているようでありますが、山形縣は雪が降るのである。この雪が降るという北國の事情に即さない賃金を定めているというのが一つ。
たとえば今まで土木費に必要とする勞賃の一人當りは非常に高いものについているが、この勞賃を引下げることによつて、數字的に進駐軍の費用を縮小させるようにするために、こういう覺書によつて全部を公定賃金でやれば非常に安くなる。
それから勞賃はその中六十五銭を占めております。その他の費用が八銭を占めております合計で一円三銭であります。この値上りはどういうふうに見たかと申しますと第一の原木は、木材のマル公と同様に木材の場合の素材、丸太でありますが、丸太の値上り率と同一の値上りを見たのであります。これが五九・二倍であります。第二の労賃が五〇・五倍であります。
價格政策についても、資材についても、あるいは勞賃問題、いろいろな問題に對する施策に過ちがあつたために、農村に一部悪農が出てしまつたのでありまして、これを改善するならば、われわれは農民はかくのごとき彈壓法をつくらなくともついてくる、國家の目的に喜んで協力してくれる。施策は他にたくさんあると考えるものであります。