1947-10-14 第1回国会 衆議院 労働委員会 第20号
それに關連いたしまして總則の第二條に、「失業保險は、政府が、これを管掌する」とありますが、これを失業保險委員會が管掌するということに規定するのが、政府の意向をも明白にするという意味において妥當であると思いますし、また失業保險は申すまでもなく、最も勞働者にとつて利害關係をもつ法律でありますから、この失業委員會が管掌するということが時宜に適していると思いますし、從つてまたこの失業保險委員會の構成も、勞働代表
それに關連いたしまして總則の第二條に、「失業保險は、政府が、これを管掌する」とありますが、これを失業保險委員會が管掌するということに規定するのが、政府の意向をも明白にするという意味において妥當であると思いますし、また失業保險は申すまでもなく、最も勞働者にとつて利害關係をもつ法律でありますから、この失業委員會が管掌するということが時宜に適していると思いますし、從つてまたこの失業保險委員會の構成も、勞働代表
この問題は國際勞働總會へ勞働代表を派遣するとき、今から二十年も前からこれが問題になつて、當時の日本の組織率は、はるかに今日よりも下であつたにかかわらず、一般の勞働者の利害を代表する者をもつて勞働代表とすべしというような聲があり、經營者側からも、そのときに桝本卯平氏が第一囘の勞働代表として行つたのでありますが、これはけしからぬ、いやしくも勞働代表というものは、組織勞働者から選ぶべきであるという、いわゆる
而もそれを決めるにつきましては、只今御意見がございましたように、中央に勞働基準諮問委員會というものができまして、それに勞働代表、或いは使用者代表、或いは中立、代表というようなものを入れまして、民主的なる委員會ができます。その委員會に掛けて作ることに相成りまするので、これは御意見の點に副うようにできておると存じております。
常に様子を見てみますと、勞働代表は勞働者側の主張を堅持し、資本家側の方はどちらかというと、それに追い捲られている。中立委員の歸趨によりまして大體調停案の決定がされるというような實情にあるように私共は感ずるのであります。