2008-04-15 第169回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
○穀田委員 事実経過を言っているのはわかるのやけど、要するに、この問題について、今若干報告がありましたけれども、「なだしお」事件の裁決では、「海上自衛隊第二潜水隊群が、安全航行の基本である見張り、他船に対する動静判断、衝突回避等について乗員の教育指導が十分でなかったことは本件発生の原因となる」と。だけれども、いろいろ改善すると言うから、「勧告しない。」とわざわざ言ったわけやね。
○穀田委員 事実経過を言っているのはわかるのやけど、要するに、この問題について、今若干報告がありましたけれども、「なだしお」事件の裁決では、「海上自衛隊第二潜水隊群が、安全航行の基本である見張り、他船に対する動静判断、衝突回避等について乗員の教育指導が十分でなかったことは本件発生の原因となる」と。だけれども、いろいろ改善すると言うから、「勧告しない。」とわざわざ言ったわけやね。
このときの主文を読んでみますと、要約といいますか箇条書きにしますと、「なだしお」側の問題点としては、わかりやすく言いますと前方不注意で、そしてまた、右に曲がらなければならないのに命令の伝達がおくれた、このことが理由である、また、相手側の第一富士丸の側にも、動静判断の不適切、接近して左転した、こういうことが原因である、こういうふうに裁決が出たわけであります。
このときも、遊漁船ということで、民間の船とぶつかったということで、海難の原因というのは、当時の資料を読ませていただくと、「なだしお」が動静監視不十分で衝突を避けるための措置をとらなかったこと、第一富士丸が「なだしお」に対する動静判断が適切でなく衝突を避けるための措置をとらなかったことが海難の原因だというふうにありまして、これもまた、潜水艦「あさしお」がちょうど一年三カ月ほど前に、やはり海難審判の海上自衛隊