1984-07-26 第101回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第10号
○市川説明員 特に脳腫瘍ということではございませんが、食品添加物の毒性につきまして審議する食品衛生調査会の、特に毒性部会というところでございますが、ここには一般毒性だとかがん、病理、奇形等各分野の専門家が任命されているわけでございまして、日常的にはここで動物発がん実験の結果について調査、審議が行われているわけでございまして、脳腫瘍について専門的な評価を行えるがんの専門家は任命されているわけでございます
○市川説明員 特に脳腫瘍ということではございませんが、食品添加物の毒性につきまして審議する食品衛生調査会の、特に毒性部会というところでございますが、ここには一般毒性だとかがん、病理、奇形等各分野の専門家が任命されているわけでございまして、日常的にはここで動物発がん実験の結果について調査、審議が行われているわけでございまして、脳腫瘍について専門的な評価を行えるがんの専門家は任命されているわけでございます
その調査会におきましてはBHAの動物発がん性が弱いながらも認められるという結論に達しまして、BHAの食品添加物としての有用性並びにBHAが少量でありますならば逆に発がん性物質に対する抗がん性を持っている、こういったような性格をも踏まえまして、十分な経過措置をもって行政上使用を中止するよう意見具申を得たわけでございます。
○藤井説明員 動物発がんが認められた化学物質について、その発がん性の強度という問題が近年科学的に非常に大きな論争になっております。こういった観点から、発がん性の強度とその存在価値とをどのように眺めていくかというようなことの導入も必要かと思います。しかしながら、学問の世界の問題といたしまして、食品衛生調査会に諮問していろいろ種々な立場から検討していただきたいと考えております。
したがって、そのような動物を使った場合に、果たして人との関係で外挿できるかどうかというのが動物発がん学者らの大きな問題として現在取り上げられているわけでございます。したがって、先生御指摘のようにEDBが果たしてさわっただけでがんが起こるのかということに対して、私、正確にお答えするわけにはいかないというのが実情でございますが、純学問的な問題だろうと思います。