1978-10-18 第85回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
その勉強の成果も、ことしの四月以降レポートとして出てまいりまして、そういうことからCANDU炉の具体的な開発という問題についてどういう決着をつけるべきかということが現在問題になっておることは否めない事実でございますけれども、そういうことで電源開発会社をして基本設計をやらせていいものかどうか、そういう問題が具体的な問題としてございまして、そのことにつきましては、原子力委員会の新型動力炉懇談会にお諮りしておりますし
その勉強の成果も、ことしの四月以降レポートとして出てまいりまして、そういうことからCANDU炉の具体的な開発という問題についてどういう決着をつけるべきかということが現在問題になっておることは否めない事実でございますけれども、そういうことで電源開発会社をして基本設計をやらせていいものかどうか、そういう問題が具体的な問題としてございまして、そのことにつきましては、原子力委員会の新型動力炉懇談会にお諮りしておりますし
○児玉(勝)政府委員 原子力委員会の新型動力炉懇談会、総合エネルギー調査会の原子力部会において検討していただいておりますし、電気事業者の意向も踏まえまして、その上で行政庁として判断をしたい、こういうことでございます。
原子力委員会において、現在、新型動力炉懇談会という場でいろいろ御検討いただいておりますので、そういうところの答申を得まして、政府部内並びに電気事業連合会の同意を得た上で正式にわれわれとして、政府として決定すべき問題だと思っております。
やはり予算を要求されるまでには、その懇談会でいまから勉強してもなかなかまとまりにくいと思いますけれども、いよいよ予算が年末の最終段階で政治的に決定するまでにはまだ時間があることでありますから、なるべく一日も早く原子力船懇談会が中心になって、動力炉懇談会と同じように、将来の原子力船は——事情は、抽象的な文句であるが、ここに書いてあるとおりだし、また、先ほどから内海委員が非常にりっぱな見解を述べられたとおりの
その下に原子燃料公社があり、また原子力研究所があり、そういうようなものの趣旨、また、これまで動力炉懇談会等で民間のユーザー、メーカーにおいても企画し、また丹羽理事長を団長として海外の調査をしたというような状態で、きわめて多角的に御活動をされて、調査研究をされた結果としての基本計画を立てられた。したがって、これがいまの御説明で私はむしろ有澤先生の御苦衷はわかりました。
動力炉懇談会におきましても、高速増殖炉の開発についてはほとんど異議がないところでございますけれども、新型転換炉もあわせて並行して開発するということにつきましては、かなりいろいろの反対的な意見がなかったわけじゃありません。
○岡委員 原子力委員会が、動力炉懇談会あるいはワーキンググループまたは海外調査団等いろいろな御活動で、一応今後におけるわが国の原子力開発計画を軌道に乗せようとしての御努力には、私は心から敬意を表するものであります。
有沢先生を前に置いて恐縮なんだけれども、原子力委員会は自分だけできめたら悪い、民主的にというのでまた何だか動力炉懇談会とかいうものをつくられておるが、懇談会というものはどういうわけで権威があるか私にはわからぬ。任命されたものでもなければ何でもない。メーカーのいいかげんなものが集まって聞いているだけの話だ。
したがって動力炉懇談会とかなんとかいうものを通じて、ああでもない、こうでもないというて、そしてそれが全く安全でそろばんに合うという状態までならなければ取り組めない。
その何がいいかということを役所で一生懸命検討されたり、動力炉懇談会でああでもない、こうでもないと検討されるのはけっこうだが、そのことよりも必要なのは、もっと高次の立場に立って、いまの軽水炉だけではぐあいが悪かろう、今度は重水炉を入れなければならぬというふうな判断をする者はだれで、そして判断をしたらどのようにしてそれを推進することができるかという行政のシステムを聞いているわけです。
○岡委員 やっと日本も動力炉懇談会から、また海外の動力炉の事情の御調査もあり、日本としても本格的に動力炉の開発についての日本独自の政策をこれから取り上げられていかなければならない段階に原子力委員会はあると思います。そういう場合に、やはり日本における動力炉開発のための一番大事な一つの問題は、やはり自立的な自主的な燃料サイクル、いわば効率的な計画的な燃料サイクルというものを考えていかなければならない。
この中にありまして、せんだって、先ほど申しました動力炉懇談会の中間報告は、これは有澤先生が中心になっておつくりになったと思いますけれども、動力炉の開発の基本方針として、自主的開発という方針を先ほど申し上げたようにうたっておるわけでありますが、この自主的開発という意味、まあいろいろのことにいわれておりますので、総理大臣、よう聞いておいてもらわぬと、話がこんがらがってどうもならぬ。
総額百五十億七千五百万円という金額をここへ掲げておるわけでございますが、まず第一に、動力炉等の開発につきましては、動力炉懇談会の結論に従いまして、本年からの必要な計画を引き続いて推進してまいるわけでございます。開発のための実施計画の立案、研究開発体制あるいは材料試験炉の建設というようなものをここでさらに強力に進めてまいりたいということでございます。
そういう場合、原子力委員会にはそれぞれ専門部会あるいは動力炉懇談会というものがございますが、ともすれば、専門部会あたりの人選を見ると、一種の均衡人事的な並び大名が多い。これでは春の日のごとく、ただのうのうと話をするだけだというような結果になってしまって、実のある結論が出ないといううらみが過去十年にあったと私は思います。
さらに、今後の動力炉等の研究開発といたしましては、導入炉の国産化、国産動力炉及び高速増殖炉の開発に取り組むべき段階であると考えておりますが、それらの点につきましては、先ほども申し上げましたように、動力炉懇談会というものを――先般八月の国際会議等で大いに刺激を受けまして懇談会を設け、これらの点についての促進と申しましょうか、計画並びに実施の促進を鋭意考えておるところでございます。