1995-02-20 第132回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
具体的には、アンカーボルトの勇断力とかそういうようなものを十分にチェックして安全を確認しております。
具体的には、アンカーボルトの勇断力とかそういうようなものを十分にチェックして安全を確認しております。
○宮崎委員 先ほど申し上げましたタンクは、ちょっと傾斜しても大丈夫だとおっしゃいますが、傾斜しなくとも、部分的な不等沈下によりまして、いわゆる勇断力によってクラックが入る可能性があるんじゃないかということを私は指摘したのですが、その点について、何かひとつお答えがあればお願いしたい。
われわれはこのような力をそれぞれ圧力、引っぱり力、勇断力というふうに呼んでおります。圧力、引っぱり力はわかりやすいのでございますが、勇断力というのはわかりにくいと思いますので、もう少し説明いたします。地すべりの際、すべり土塊がその基盤に及ぼすすべり力のようなものでございます。引っぱり力が作用しますと、地面に地割れが生じます。
ところが事故例を見ますと、パイプを棒のように考えたはりとか、けたが曲げられる、または勇断力を受けるというような事故方向の問題で事故が全部起きている。長手の方向の計算というのはほとんどやっておりませんで、その計算を、いまあげたような土から受ける荷重で計算しますと、降伏点荷重どころか、ほとんど破壊強度、破断強度まで達してしまうような計算結果が得られてくる。