2020-03-18 第201回国会 参議院 総務委員会 第5号
そのドイツで得た知見なんですけれども、しかしながら、必ずしも生産性だとか効率性一辺倒の取組ではなかったというふうに思っております。ドイツはもう国民性として地球環境問題に常に配慮をするという意識を持っております。製材工場におきましても、製材の途中で出たチップであるとか、これを一〇〇%リサイクルするといったような取組もされていました。
そのドイツで得た知見なんですけれども、しかしながら、必ずしも生産性だとか効率性一辺倒の取組ではなかったというふうに思っております。ドイツはもう国民性として地球環境問題に常に配慮をするという意識を持っております。製材工場におきましても、製材の途中で出たチップであるとか、これを一〇〇%リサイクルするといったような取組もされていました。
そういう意味でも、商店街などの機能として、効率性一辺倒ではなくて、やはりその地域における、例えば、何よりも利便性を提供するという場でもあるわけですし、祭りですとか伝統文化の担い手という側面も当然ありますし、そういう多面的な社会的な役割、社会的機能が小売の事業者、小規模事業者、商店街にあるということをわきに置くような生産性の向上の議論というのは実態に合わないものだということを指摘しておきます。
最後になりますが、政策転換を図るときには、現場の実態を十分踏まえ、農業者の理解と納得を得ながら取り組む必要がある、地域農業の成り立ちを無視し、市場原理に基づく効率性一辺倒の政策にしてしまうと、各地域で取り組まれてきた担い手育成の芽を摘み、農村社会の崩壊をもたらしかねない、地域の実情に合った担い手の育成、農業集落の維持発展が最重要課題である、こういう意見がありました。
いたしまして交通施設の整備につきましても、交通弱者が利用されるような方向で物を考えろというような御指摘もございますし、さらには過疎地域の交通弱者と申しますか、交通手段のない方々の足を、財政が非常にシビアな中でどのように確保したらいいかというような形で、タクシーの多面的利用であるとか、場合によっては自家用車の活用の方法というものも含めて検討しろというような多面的な御指摘がなされておりまして、決して効率性一辺倒