1990-06-14 第118回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
問題になりました一九八八年の中間報告では、休業補償の一律一年六カ月の打ち切りの問題ですとか、年齢スライドの問題、労災専門医委員会制度をつくるとか、こういう提案がございました。中でも重要なのは労働基準法第八章を削除するという答申案が出ていたわけでございますが、今回出された法律案の一部改正するところにはこのような条項が入っていない。
問題になりました一九八八年の中間報告では、休業補償の一律一年六カ月の打ち切りの問題ですとか、年齢スライドの問題、労災専門医委員会制度をつくるとか、こういう提案がございました。中でも重要なのは労働基準法第八章を削除するという答申案が出ていたわけでございますが、今回出された法律案の一部改正するところにはこのような条項が入っていない。
一九八八年八月に労働基準法研究会が発表した中間報告は、労働基準法第八章を削除し、使用者の責任である災害補償を社会保険的な内容に変え、労災認定患者の休業補償を一律に一年半で打ち切り、社会保険との調整ということで、現在認められている労災保険年金と厚生年金の併給さえも廃止し、労災専門医委員会を設置するなど労働災害補償制度の抜本改悪を意図するものです。
それは、休業補償は療養開始後一年六カ月で打ち切るという問題、二つ目には労災年金の年齢スライド制の導入の問題、三番目には労災専門医委員会の設置の問題、四番目には労働基準法第八章の削除の問題、こういう問題が非常に大きな問題になったわけでありますが、これについての大臣の基本的な考え方をお聞きしたいと思います。
○池端委員 次に、労災専門医委員会の設置の問題であります。 実は、これは局医協議会の問題で大分議論のあるところで、労災専門医の設置については強く反対の声があったところでありますが、これについてはどうですか。