2018-05-22 第196回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
いや、むしろ夢中になって打ち込んで働くという日本人の労働風土を踏まえるならば、今回の高度プロフェッショナル制度の創設は、働き過ぎの助長につながってしまうのではないでしょうか。長時間労働是正とは方向の全く異なるこの内容が一くくりにされたという点を含めて、極めて遺憾であるということを申し述べておきたいと思います。 本日、全国過労死を考える家族の会の寺西代表も参考人としてお見えになっておられます。
いや、むしろ夢中になって打ち込んで働くという日本人の労働風土を踏まえるならば、今回の高度プロフェッショナル制度の創設は、働き過ぎの助長につながってしまうのではないでしょうか。長時間労働是正とは方向の全く異なるこの内容が一くくりにされたという点を含めて、極めて遺憾であるということを申し述べておきたいと思います。 本日、全国過労死を考える家族の会の寺西代表も参考人としてお見えになっておられます。
そこの至る過程の中では、労働基本権の中でもやはりスト権は無理だろうな、しかし、じゃ協約締結権はこれからの課題として考えていくべきだろうな、そんな議論も実はありましたけれども、そういう議論が深まっていない段階で、これまでの日本の労働慣行あるいは日本の労働風土、こういうものを勘案して、代償機能を残したままで、労働基本権を復活することなく現在のこのプログラムというものができているわけであります。
それは向こうの労働組合は職能別組合というようなことでユニオンも小さく、照明係だ、小道具係だ、みんなそれぞれ幾つもありますから、ちょっと労働風土というか慣行が違うことはよくわかりますけれども、現に片手落ちで、向こうに行ったときはみんな取られておるという厳然たる事実はあるわけでありまして、やはり急速にはむずかしいにしても、逐次これは五分五分の姿に直していく問題ではなかろうかと思いますので、おっしゃいましたようにひとつ