1954-03-03 第19回国会 衆議院 文部委員会 第12号
これが共産党のスローガンである民主人民政権の樹立とは誰いておりませんけれども、しかしこれは明らかに労働者独裁を主張するところのいわゆる民主人民政権樹立であると私どもは解釈いたします。さらにこの間私は引用したのですが、十二日某日の日教組のいわゆる実力行使行動方針書の中に、われわれの行動は合法的ではない、遵法的ではないとはつきり言つているのです。こういうことが共産党の方針と合致しておらないかどうか。
これが共産党のスローガンである民主人民政権の樹立とは誰いておりませんけれども、しかしこれは明らかに労働者独裁を主張するところのいわゆる民主人民政権樹立であると私どもは解釈いたします。さらにこの間私は引用したのですが、十二日某日の日教組のいわゆる実力行使行動方針書の中に、われわれの行動は合法的ではない、遵法的ではないとはつきり言つているのです。こういうことが共産党の方針と合致しておらないかどうか。
従いましてソ連の今主張しておるプロレタリア・デモクラシー、暴力革命あるいは労働者独裁ということについては、高津君自身は反対の立場をとつておられると思うけれども、言われることは、その平和教育の内容というものは、今の革命成就の後に招来されるであろうところの平和を言つておられると思う。
私は共産主義のかたがたの考え方というものは非常な誤まりがある、又彼らの実際の政策のあり方というものは彼らの理想とするところのものではない、いわゆる労働者独裁を目指し、企図し、真の自由もなければ平和もないというのが私の見て参つたところの感じであります。
すなわち、この考えを進めるならば、あるいは労働者独裁、あるいは暴力革命をも企図せんとするがごとき考えの人々が、これに対して強く彈圧法規であり、あるいは取締り法規であるというようなことを言うて反対するのであります。