1967-06-29 第55回国会 参議院 社会労働委員会 第19号
たとえば御指摘のように、建設省の住宅建設が進んでおりませんので、やむを得ず勤労者のための補完的なアパートとしてやっておるというのが現在の移動労働者アパートでございます。したがって、第一に移転就職者用宿舎という名前から直していきたい。それから、二年間たてば出ていけというようなことも、あまりにも転職というものにこだわり過ぎておるのではないだろうか。
たとえば御指摘のように、建設省の住宅建設が進んでおりませんので、やむを得ず勤労者のための補完的なアパートとしてやっておるというのが現在の移動労働者アパートでございます。したがって、第一に移転就職者用宿舎という名前から直していきたい。それから、二年間たてば出ていけというようなことも、あまりにも転職というものにこだわり過ぎておるのではないだろうか。
職業訓練所の施設、それから移動労働者アパートなどがそうでございますが、私は、やはりこれが許されるのは、あくまで雇用を望んでおるのだけれども住宅がない、そのためにこの住宅をある程度補完的に建設するということによって失業者をできるだけなくしていこうと、こういう趣旨において許されるのではないだろうか。
○国務大臣(早川崇君) 政府の一世帯一住宅の中には、この住宅アパート、移動労働者アパートというものも繰り入れていることは局長から答えたとおりでございます。問題は、公営住宅、公庫住宅、あるいは公団住宅等と多少違いますのは、これはしぼり方があるわけでして、まず、被雇用者でなければならない、いわゆる勤労者でなければならない。
最近続々と建設されつつある大企業の社宅では、社員アパートの子、労働者アパートの子などとして、昔の武家屋敷の子と足軽長屋の子といった関係と一脈相通じた感情が生まれつつあり、学校教育の中にまでそれが問題となりつつあるということすら聞くに至っているのであります。 さればこそ、ILOは、企業による住宅の供給は好ましいことではないと言っているのであります。
特に労働者アパートなどの住宅政策に対する具体的な御意見を承りたいと思います。(拍手) 第三番目に農林大臣に、農村の封建制打破と生活改善に対してお伺いしたいと思います。農林大臣は、官僚によつて壟断されている自由党政府内において、比較的下情に通じた大臣であるといわれておりますから(笑声)農村における婦人の地位が、いまだに封建的奴僕にひとしい生活であるということを御承知と信じます。
そこで労働者アパートに対する御質問でございますが、私どもは、住宅金融公庫の貸付條件の簡易化たとか、あるいは緩和ということについては、特に立法措置、行政措置について研究をいたしております。事業会社に金を貸しまして、会社から従業員に住宅をどんどん多量に供給する、こういうことを考えております。