1949-04-11 第5回国会 参議院 予算委員会 第9号
今回の民自党政府の国家予算について大体各項目に亘つて産別会議は日本の労働者階級を代表してどのように考えておるかということを申述べたいと思います。 先ず第一に我々労働者階級として特に問題になりますのは、公共事業費及び失業対策費の問題であります。
今回の民自党政府の国家予算について大体各項目に亘つて産別会議は日本の労働者階級を代表してどのように考えておるかということを申述べたいと思います。 先ず第一に我々労働者階級として特に問題になりますのは、公共事業費及び失業対策費の問題であります。
○小川友三君 労働者代表の嵯峨さんの今の御意見に対しましては、極めて敬意を表しまして拝聴しました。それでこの価格差補給金問題から引例して、硫安の製造の例を承つて非常に参考になりましたのですが、本議員もこの点は重点的にやつておりますが、これはつまり日窒は一万七百二十六円、三菱化成は一万二千八百二十七円という生産になつておりますが、この点は所得税の課税で行きますから、そう心配はないと思います。
それはも若しこれ以上の生活水準の低下をもたらすことになれば、やはり労働の再生産が困難になるし、それから反政府的な運動に労働者が流れて、そうして日本の産業全体を破壊に導く危険があると思うのであります。ですからドツジ・ラインが示すから仕方がないじやないか、こういうふうには私共は考えておりません。
それで母親になつておる労働者は当然産前産後の休養の規定と、もう一つ育兒期間の規定がございます。これによりまして、働きながら乳を與えられる権利を認められておるわけでございます。実際問題といたしますと、乳を與える場所がない場合に非常に母親が困ります。
輸出は輸出業者が勝手に労働者を首切るなり、生活を下げるなりしてやれ。輸出増進ということは沢山言われますが、政府の政策は遥かに輸入増進にすべてがかかつていると思う。こういうふうな輸入増進では私は困る。このことは又大藏大臣なんかが言つた今後海外援助を受けないので自立する、それでこういう予算を組んだのだというのと全く反していると思う。これは全く輸入増進です。
そうして而もその千七百五十億が使われて行きます場合、これが日本の本当の再建のために、國民、労働者、農民の生活がよくなるような意味の再建のために使われるならば、これは確かにいいでしよう。
とにかく労働者の方々が安心して、一生懸命に働けば働くほど賃金はふえて行くのだという、非常な希望と期待を持たせて、生産の増強に努めることが今日きわめて肝要だと思います。労働大臣はもちろんさような氣持で、この賃金安定に遺憾なきを期せられることと確信してやみません。それらに対する労働大臣の眞の氣持をお伺いいたしたいと思います。
輸入物資の値上りあるいはその他の原因によりまして、若干の價格引上げを予想されるものがあるといたしましても、その影響は各生産段階におきまする操業度の向上であるとか、その他相当吸收することができるものと考えられるのでありまして、これがために高次製品の價格が、基礎物資價格に比し著しくきゆうくつとなり、主として高次製品に関連する中小企業者の負担を加重したり、あるいはまたこれがために、それに從事するところの労働者
われわれ見ますと、今回の失業保險は一般会計からの繰入れが二十億といわれておりますが、その他失業保險は御承知のように使用者、労働者の掛金もあります。全体としましては失業保險の金額は相当多額に上るのです。ところが労働者三十万として行くと、どうもその間に余りが出て来る。その数字は私はここではつきり申しませんが、大体の見当として相当の余りがある。その余剩の金は一体どこにお使いになるか。
しかも、これに対して資本家に交渉しましても、あるいはいろいろな役所に交渉しましても、まあそのうちにというようなことをやつておるのでありますけれども、労働者にとつては、今晩の飯の問題、あしたの飯の問題、非常に緊急の問題であります。諸君は、幸いこれらの人々の税金によつて、歳費を遅配なしにもらつておりますけれども、どうか眞劍に聞いていただきたいと思います。
現在遅配起つておつて、きようあすの飯に困つている労働者の生活の問題について林副総理にお聞きしたいのですが、その間政府は、これらの労働省に、かつてにしなさいという態度をとるかどうか、この点だけ御答弁願いたい。(拍手) 〔國務大臣林讓治君登壇〕
民間の給與の問題を考えてみましても、罷業権を持つておるというこの事実、これは労働者にとつてかけがえのない武器であります。
それでこの点につきましては労働者の経済上の権利というもの、こうしたものはいわゆる罷業権とか、團体交渉権とか、團結権とかというふうなものが認められておりました。ところが昭和二十一年度に、いわゆる労働関係調整法によりまして、爭議権だけが剥奪されたわけです。ところが待遇は何ら改善されない。そして年末には、民間給與よりもはなはだ低いので、二箇月分の生活補給金というものを出したわけです。
しかも労研の調べた数字によりますと、簡單な私設下水のます一つを取りつけて、二メーター程度の小管を敷設する仕事をして、帰つて來る労働者の使うカロリーが四千七百カロリーであります。二千七百カロリーをやみで買わなければならぬ。その点からいつても、そういう労働強化が今までの不足量にさらに輪をかけて、われわれを非常に窮乏の生活にたたきこむのであつて、それ以外の何物でもない。
その他の公團等においても同樣でありまして、現在労働者が今日のような不況時代に、きわめてわずかな手当をもらつて馘首されるということは、彼らの生活にとつて非常に重大な危機なのでありまして、それについて從業員は非常に関心を持つておるわけなのであります。
しかも現政府として考えなければならぬことは、現内閣は私有財産制を尊重されるのでありますが、労働者に対する首切りは、資本家に対する私有財産の否定とともに、それは死刑の宣告であると考えなければならぬ。
昨日確か帆足議員の質問に対しまして厚生大臣は、國民の自由意思に委せるというようなお話であつたと拝聴しましたのですが、國民の自由意思に委せる程度の問題でいいかどうか、或いは今一つ、制限をしておる人が二〇何%あるのだというような話も言つておられますが、放任しますとどうしましても知識階級の人が、最も教育をなし得る階級の人が制限をしまして、非常に混合つておる工場とか鉱山とか、労働者階級の人が、教養を與え得ない
労働者との間の納得ずくでのいわゆる企業の合理化、生産性を高揚する、こういうことでなければならんと私は承知いたしております。実際併しながらいわゆるコストを安くする、或いは又いわゆる優秀なる製品を造るということになりますと、ただ問題はいわゆる能率のあるところの工場に生産が集中するという形に相成ると思うのであります。これは避け難いことであろうと思います。
終戰後我が國の婦人の解放、農民の解放、労働者の解放、これら一連の政策を連合國から示された点においても明瞭である。首相は、永世平和に対する疑問というのは、又しても第三次世界大戰の戰いをすることなくして平和は確立できない、確保できない、かようなお考えを持つておるかどうか。
このために高次製品の價格は基礎物資の價格に比して著しく窮屈となり、主として高次製品に関連する中小業者の負担を加重したり、或いは又これがためにそれに從事する労働者の賃金を切下げることによつて労働者の負担を加重することにはならぬものと信ずるものであります。
と申しますのは、向うでソ連の新聞を飜訳して貰つたのを読んで見ますと、例えば炭鉱の労働者にはどんどん階級を與えてその最も成績のよいのは炭鉱のゲネラル、それから船の方の船員なんかでも成績のよいのは船のゲネラルというようなものを作つておるということを新聞に書いてありました。
率直に申上げますと……そうなりますと主義主張というような問題よりもやはり政治的根拠と申しますか、共産党、無所属懇談会、新政クラブは労働者の方に支持者がある。我々としても非常に労働問題に対しては関心を持つておる。
○堀眞琴君 そこのところを……我々は労働者階級と非常に深い関係があるのです。この社会保障制度は労働者階級や農民の問題でして、それで是非その点御了解を願いたいと思います。まあ緑風会は多数を持つておられるので、こういう場合人数を出せるのですが、その辺をお讓りを願つて何とか御考慮を願いたい、これは私の方からお願いしておるのです。
そこでもし共産党が労働者、農民の独裁政治をかりに企図したとして、その片鱗が現われたときは反民主主義的團体といつてさしつかえないものであると私は解釈する。すなわちもしも代議制度、議会政治を否認して、いわゆるその政治の形態をなさんとすることが明らかになつたときには、反民主主義的團体といつてさしつかえないものと考えるのでありますが、遠慮することはありませんから、ひとつその点を御答弁願います。
昨日参議院の本会議が或る議員の質問に対して大藏大臣は、基礎控除の中に妻その他労働者云々というような御答弁があつたようでありますが、そういうことをお考えになつておりますか。具体的にどういう方法をお取りになりますか。局長のお考えを伺います。
私はこの点について詳しく申しませんが、一言申しますれば、吉田君は公務員法改惡して、労働者から罷業権を剥奪しを今日労働法の改惡を企図しておられる。昨今、宇垣元大將の追放解除について盡力しておられるとも傳えられておる。人民の民主主義の完成などは頭に浮ばぬのであろうかどうか。事あるごとに主要な外國新聞が口を揃えて、吉田君は民主主義の推進者ではないと評論しておることは御存じのことと思います。
○黒田寿男君 私は労働者農民党を代表いたしまして総理大臣の施政方針演説に対し、首相及び関係閣僚に対しまして、若干の質問をいたしたいと思うのであります。しかし質問事項を提出いたします前に、私はまず今回提出せられました予算案を通じて現内閣の政策が実行に移されます場合に、いかなる事態が発生するかということにつきまして、わが党の立場からする見解を明らかにしておきたいと思うのであります。
私はひとり労働基準法といわず、法は人間のためにあるとするならば、たとえば過重労働のおしつけ、賃金の不拂い等労働者の権利と生活をそこなわんとする面を取締ることは当然でありますが、この法によつてせつかくの純眞にして自発的なる勤労者の生産意欲が阻害される結果となることは、はなはだ矛盾があると存ずるのであります。
(「ノーノー」拍手) 次に日本経済の自立とインフレ收束には、私ども大いに協力をし、異議はないのでありますが、農民労働者の一方的犠牲においてなさんとするところに異議があるのです。白書の四〇ページには、昭和二十一年の一月から六月まで各指数を一〇〇とした場合、二十三年七月から十二月までの指数は、主食品が三〇〇、繊維製品が六一五、日用品四九〇。
すると、今は労働組合法にこういう生産管理に関する、いわゆる労働者の不法行爲というものが、余りはつきりしていないものだから、こういう問題が一般刑法の條文によつてのみ考えられると思うのですが、これはアメリカでも問題になつておつていろいろ経営者の不法行爲、或いは労働者の不法行爲というものが或る程度明示されているのであります。労働立法にこれが明示されれば余程簡單になるのじやないですか。
これは單に労働者の問題であるばかりでなくして、國民全体の教育の方針が、結局するに、前田委員の御指摘なさいました通りであるかと考えるのであります。
○寺本政府委員 基準法違反事件について、労働省としてどういう措置をとつているかという点でございますが、御承知の通り労働基準法の趣旨は、労働者の権利を保障し、この法律に保障された権利が侵された場合には、行政的な措置でその労働者の権利を回復してやるということに、行政の主眼があるのであります。
○伊藤(憲)委員 先ほど前田委員から、四月二日の大阪における労働法規改惡反対の労働者大会に対していろいろ彈圧があつたが、これは産別系統は別であつて、当局と十分連絡をとつてやつた、ああいうことをやつたのは、一体十把一からげにやるのか、産別も総同盟も一緒くたにしてやるのかという質問があつたのに対して、政府側は答弁してないのだが、これに対して答弁していただきたい。これが一つ。
統制がまずいという点は、今松田さんが申された通りなのでありますが、先ほどのお話によりますと、配給の面が、どうしても今のような統制機構だと東京とか大阪の大都市に集中するというお話があつたのですが、その反面におきましては、たとえば北海道の炭鉱の労働者なんかの所へは何も行つておらぬ、(「拒否しておる所があるではないか。」と呼ぶ者あり)拒否しているという所もあるかもしれぬ。
○奧村委員 ただいま砂間君から御質問がありましたが、砂間君の言われました株式会社なんかの漁業資本家が組合をつくつて、漁業労働者を組合の中へ入れない、こういう実情があるということを言われましたが、水産協同組合法にはその逆のことをすでにわれわれきめて来たのであります。すなわち漁業資本家は入れずに、漁業労働者が二十名以上組織することができるのであります。