1949-07-19 第5回国会 衆議院 労働委員会 第22号
一切の起つて來るこういう労働紛爭の全責任は、やはり政府がそれに手をつけぬところにある。この点を十分考えてもらいたい。これで私は終ります。
一切の起つて來るこういう労働紛爭の全責任は、やはり政府がそれに手をつけぬところにある。この点を十分考えてもらいたい。これで私は終ります。
先程から説明のありましたいろいろな事件、又先程説明にはありませんでしたが、廣島の日鋼事件でありますとか、或いは新潟の加茂工場の事件でありますとか、その他いろいろなこういつた労働紛爭に関係する事件、東京都廳における公安條例反対の問題、東京の交通労働組合のスト事件といつたような、こういう一連のもの、それから更に東京大学及び京都大学における学生の事件というようなものを考えて見ますると、單にその部局部局でそれぞれの
なお一言申し上げておきますが、炭鉱の労働紛爭に関しましては、終戰後数次にわたり相当大きなストライキがございましたが、その解決がうまく行つたかどうかは別といたしまして、中央労働委員会のごあつせんによるようになりましたのは、今回初めてでありまして、他産業ではしばしば中央労働委員会にかかつておりますが、政府側としては炭鉱の労働爭議が起つたら中央労働委員会にかければよいというように考えておるわけではなくて、
むしろ今日の事態から申しまするならば、今日労働紛爭が起きました場合に、一体どういうことが行われておるかということを果して認識せられておるのかどうか。私共の感想によりますというと、実は團体交渉の面におきまして、いろいろ現在の法規が不備欠陷がありますために、頗るこれを一部の過激なる労働組合の指導者に濫用されておる点が多々あるのであります。
無分別なる政爭、目的をわきまえない労働紛爭、破壊的な思想的圧迫等による復興の妨害は、連合國の積極的干渉によつて最もよく回避せらるべきことと書いてある。 第三の問題は、諸君われらをして今日ただいま挙國一致の態勢を整えよということだ。
賛成者、反対者いずれもその諭旨の詳細なる点は異なつておりますが、大 体の一致点を申し上げますと、賛成理由の第一は、本案がマツカーサー司令官よりの書簡に基く点、第二は、公共企業体の経済上の性質が國民経済及び公共福祉に重大なる関係を有するゆえ、他の私企業の労働関係法規と異なる法規の設定は理由あること、第三は、公共企業体の労働紛爭議を民主的、友好的かつ迅速に調整、調停、仲裁をなすことは妥当なること、第四は
第三の理由といたしましては、公共企業体の職員には國体交渉権は、労働組合法の定めるところにより、完全に保有するのでありますが、これが行使の方法につきまして、從來一般組合においては、ややもすれば混乱を生じ、無用に労働紛爭議を生ぜしめている傾向があります。
第三の理由といたしましては、公共企業体の職員には團体交渉権は労働組合法の定めるところにより、完全に保有するのでありますが、これが行使の方法につきまして、從來一般組合においてはややもすれば混乱を生じ、無用に労働紛爭議を生ぜしめている傾向があります。
○倉石委員 第五條には「公共企業体は、組合員であること、又は組合のために活動したことをもつて、」云々と書いてありますけれども、「この組合のために活動したことをもつて、」だけではきわめて漠然としておりまして、今日行われております非常に險惡な労働紛爭議をかもした組合の行為、あるいはまたきわめて非合法的であると見られるような行為も、やはりこういう漠然と組合のために活動したということによつて、非合法性を阻却
○倉石委員 ただいまの政府委員の御説明で、大体はわかるのでありますけれども、今日までの労働紛爭議の経過を見ますと、この組合活動のためということを理由に、しばしばいろいろなことが行われることは、当局もよく御承知なはずであろうと思うのでありまして、ただいま例にお引きになつたような事柄も、一つの参考にはなりますけれども、どうもこの点は、私どもはやはり明確にしておかれる方がいいんじやないかと思うのであります
これが全体の労働紛爭というものを少くする大きな原因になつておる。かような意味におきまして苦情処理なり、團体交渉の單位を小さく区切つて、問題をできるだけ片ずけて行くことが必要だというので、交渉の單位の決定については、自主的に決定するということを原則といたしまして、なるべく小さい單位から交渉單位を設けて行きたいというのが一つであります。
第三の理由といたしましては、公共企業体の職員には、團体交渉権は、労働組合法の定めるところにより完全に保有するのでありますが、これが行使の方法につきまして、從來一般組合においては、ややもすれば混乱を生じ、無用に労働紛爭議を生ぜしめている傾向があります。
從つて又これを非常に重要視するわけでありますが、全く若しこういうふうにですね、折角約束したものまで簡單にこれを覆えして行くというふうな信頼の置けない政府の態度、これこそが最近のいわゆる労働紛爭、そうしたものを実際において起しておる原因だと思うのです。ですからこういう点はです、こういう法文が入つたために、私は今後非常に又労働爭議関係が紛糾すると思うのです。
今年の二月一日の未完成ストライキの後、満一年を経過しない中に再びこういうような大きな労働紛爭が起きて來た。この根底はやはり官吏労働者諸君の生活苦の嚴しさを端的に表明しておるものと私は思うのであります。仮りに現在業種別の平均賃金はすでに國会において七月以來論議し盡されておる。今更これについて何も申す言葉を持たないのであります。