2021-10-11 第205回国会 衆議院 本会議 第3号
その為には科学技術の振興や教育の充実、貧しくても頑張れば這い上がっていける生き生きとしたシステムづくり、かつての肉体労働に基く労働価値説を知的労働に代えて高度産業国家づくりを進めていかねばなりません。特攻や硫黄島等で命がけで国を守った先達、その思いを胸に戦後復興と発展に全力をあげて取組んだ方々に負けてはいられません。マッカーサーは言った、老兵は死なず去り行くのみ、と。
その為には科学技術の振興や教育の充実、貧しくても頑張れば這い上がっていける生き生きとしたシステムづくり、かつての肉体労働に基く労働価値説を知的労働に代えて高度産業国家づくりを進めていかねばなりません。特攻や硫黄島等で命がけで国を守った先達、その思いを胸に戦後復興と発展に全力をあげて取組んだ方々に負けてはいられません。マッカーサーは言った、老兵は死なず去り行くのみ、と。
そしてその価格の面ではどうかというと、さっきもマルクスの議論などが出ましたが、労働価値説から言っても物に投じた労働の価値によって価値ということは出てくる。しかし、私は価格というのは違ってくると思うんです。私は値段と値打ちと言うのですが、値打ちは確かに物に投資した労働力によって値打ちは高い。だから米などに対しては農産物については値打ちは相当高いはずなんです、価値は。
ただし、経済社会に一つの農村社会というものを移行しようとするなれば、要するに、経済社会の基本というものはやはり労働価値説なんです。だから、農村におけるところの労働というものをどのように評価していくかということが、やはり基本の一つの条件としてあらわれてくる。しかも、農業政策を行なう場合には、土地と労働と資本と、この三つが一つになって一つの経営形態というものが生まれてくる。
時間かける人件費ということになりますれば、私が申し上げるまでもなく、マルクスの労働価値説をそのままに援用したことになる。そういうことでは、ほんとうに技術のすぐれた者がほかの者が二十分でやる分を五分でやるという場合に、技術評価というものがない。そういうことではやはり権威者に報いるゆえんでないと思うのであります。