2015-06-02 第189回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号
これは、参考人の方々から話を聞いていても、加齢効果があるからしようがない的な感じの話はしていましたけれども、それだけにとらわれず、これから先、もっと具体的な若年層の投票率アップのアイデアも含めて盛り込まれているのが、本来の、今回提出された法案の理想形だというふうに私は思っているんです。
これは、参考人の方々から話を聞いていても、加齢効果があるからしようがない的な感じの話はしていましたけれども、それだけにとらわれず、これから先、もっと具体的な若年層の投票率アップのアイデアも含めて盛り込まれているのが、本来の、今回提出された法案の理想形だというふうに私は思っているんです。
加齢効果というふうに申すんですけれども、年齢を重ねるがごとにやはりいろいろな社会経験を積んでいって、投票率というのは上がっていくわけですね。これはやはりいたし方ない部分がありまして、選挙制度の宿命のようなものでございます。ですので、これから十代の選挙権、十八歳選挙権を実現していったとしても、若者の政治参加というものが劇的に拡大していくということはなかなか見込めない。
これは先ほど斎木参考人も加齢効果ということでおっしゃっていますけれども、少なくとも政治から離れていくわけではない。しかも、投票率の増加の割合は、グラフにした場合の傾きというものは、全ての集団で大体似たような上がり方をしている。
これは、年代別投票率の違いが加齢効果、つまり年齢が上がれば自然に投票に行くようになるという要因だけではなくて、世代効果、つまり世代によって次第に投票に行かなくなる人が新たに有権者として参入してきているという効果の二つが組み合わさったことによるためであります。