1991-08-30 第121回国会 衆議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第5号
○冬柴委員 事件の概要、今御説明をいただきましたように、支店長がその地位を利用して住友銀行の大口顧客と申しますか、資産を相当御所有の先を支店の情報から得て、そこへ行かれて、そして光進の小谷光浩さん、あるいは誠備グループの統率者といいますか、加藤暠、お二人とも仕手グループの著名な、だれでも知っているような人たちに対して、その仕手戦を支える資金の融資をしたという、そういう意味では大変銀行の道義的な責任を
○冬柴委員 事件の概要、今御説明をいただきましたように、支店長がその地位を利用して住友銀行の大口顧客と申しますか、資産を相当御所有の先を支店の情報から得て、そこへ行かれて、そして光進の小谷光浩さん、あるいは誠備グループの統率者といいますか、加藤暠、お二人とも仕手グループの著名な、だれでも知っているような人たちに対して、その仕手戦を支える資金の融資をしたという、そういう意味では大変銀行の道義的な責任を
○政府委員(筧榮一君) 裁判所のこの判決の判断につきましての評価といいますか判断はまた今検察庁で検討中でございますので、差し控えさしていただきますが、その当時の捜査の具体的な細かい内容はともかくといたしまして、検察当局としては加藤暠の脱税の容疑を中心に可能な限りその背後関係に至るまで捜査を遂げるべく努力をしたものと考えております。
○政府委員(筧榮一君) 先ほど来申し上げておりますように、検察庁としてはその当時懐一つで加藤暠の脱税という結論に達したわけでございまして、今から振り返ってその当時のことを考えてこういうふうにすればよかったのではないかという御意見もいろいろあろうかと思いますが、検察庁としてはそのときに達した結論に従って公訴を提起したというふうに考えております。
○政府委員(筧榮一君) 今回の加藤暠に対する税法違反の事件につきましては、今月の二十二日に一部無罪と申しますか、加藤暠自身の脱税については無罪、金丞泰との共犯の脱税については有罪という判決が下されたところであります。
○政府委員(村本久夫君) ただいまお尋ねの誠備事件につきましては、金丞泰の所得税法違反事件と加藤暠の所得税法違反事件の二つがございます。 まず、金の所得税法違反事件でございますが、これにつきましては、東京国税局が昭和五十六年二月に東京地方検察庁に告発し、同月、起訴をされております。
○前田(宏)政府委員 加藤暠という人の脱税そのものにつきまして、本人の脱税そのものにつきましてはすでに捜査を遂げまして、起訴をしておるところでございます。
○林(百)委員 そうしますと、この新聞記事によりますと、秘密会員の代理人が加藤から三億円もらうのを一億円置き忘れたと称して、これは後で加藤暠が埋めておりますけれども、そうすると、税法上からいいますと、株式を売却して三億円を加藤暠からもらったとすれば、このもらったいわゆる秘密会員なる者は、これに対する相当の税金を納めなければならないと思いますが、国税庁、いかがですか。
○林(百)委員 しかし、加藤暠を調べてみれば、こういう組織があったかなかったかということは、わかるわけでしょう。
○目黒今朝次郎君 三月の九日午後に、黒川木徳証券の歩合外務員の加藤暠君が起訴されて、いわゆる 誠備グループ会員による大型脱税事件の捜査が終わったようであります。この事件は連日各紙で報道されておりますから、詳細は避けますが、捜査段階で何名かの政治家の名前が出ている、出てないなどということも聞いております。
○政府委員(前田宏君) ただいま御指摘のように、新聞報道等ではいろいろと言われておるわけでございますけれども、検察当局でやりましたのは、御案内と思いますけれども、吉永こと金丞泰という人と、それからいまお尋ねの加藤暠という者に対するいわゆる脱税、所得税法違反ということで、刑事事件として処理をしたわけでございまして、誠備グループなるものの何か株の操作というものを捜査の対象としておるわけではございません。
その過程でお尋ねのように、本年の二月十六日に加藤暠という人を逮捕して取り調べを行っているところでありまして、当面の捜査はこの容疑事実の、金という人の所得税法違反について捜査をしているということでございます。
その間、いわゆる強制捜査の必要があるということで、二月の九日に、いま申しました金という人と、それからもう一人田久保という人、この両名を逮捕しておるわけでございますが、その後捜査の進行に伴いまして、いま申しました金なる者の脱税の共犯ということで昨日加藤暠という者を逮捕した、こういう経過でございます。
○神田委員 次に、東京地方検察庁が昨夜、証券投資グループの総帥として誠備投資顧問室というのを主宰しております加藤暠という人を、脱税の共犯の容疑で検挙したということであります。