1983-03-24 第98回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
そこで、これは酸回収系加熱部のトラブルでございますが、五十三年の八月に酸回収蒸発缶が腐食をされて穴があいた。これは高温の硝酸によるものだと思いますが、一年余り休止をしまして中の管を総入れかえをした。二年前に社会党の調査団が参りまして現地を調査いたしましたときに、全部取りかえたからもう大丈夫だということであったわけです。
そこで、これは酸回収系加熱部のトラブルでございますが、五十三年の八月に酸回収蒸発缶が腐食をされて穴があいた。これは高温の硝酸によるものだと思いますが、一年余り休止をしまして中の管を総入れかえをした。二年前に社会党の調査団が参りまして現地を調査いたしましたときに、全部取りかえたからもう大丈夫だということであったわけです。
その中で現実にはトラブルが、酸回収系の加熱部に、五十三年の八月に蒸発缶の腐食による穴があいた。それでこれは中の管の取りかえをやっておりますね。そうして、五十六年の二月には精留塔に穴があいた。そして五十八年の二月には、同じように取りかえたのが三年余りでまた穴があいた。それは、設計の上では十年間の腐食しろを見ていた。 にもかかわらず、三年余りでまた同じような故障が出た。
そうなってまいりますと、どうも先ほどから溶解槽のトラブル、酸回収系の加熱部のそういうトラブル、こういうようなものが続発をして、現実的には稼働ができないような状態に立ち至っているのに、なおそれでも基礎的には確立された技術だ、こういうふうに見ていらっしゃるわけですが、そういう見方でいいのですか。
この問題についても、もっと内容について明らかにしておいてもらいたいと思いますし、それから酸回収精留塔の加熱部の穴あきと、それから蒸気捕集器、蒸気トラップの穴あきについても問題なわけです。穴の大きさがどれくらいだったのか、穴の数は幾つか、場所はどこか。それから酸の濃度が、動燃事業団の当初の説明と後の説明じゃ違ってきたわけだね。最終的には酸の濃度は二規定、二Nくらいです、という言い方をしてきた。
なお、蒸発かんのトラブルは、加熱部のパイプと管板の溶接部に微小なリークがあるということが確認されまして、現在撤去作業と新しい蒸発かんを国内で加工、製作を始めておりまして、本年の秋にこの新しい蒸発かんによって再開される見通しでございます。
そして、そのトラブルを起こしました機器の入っているセルの中の除染をいたしまして、それで、蒸発かんの加熱部ですが、そこがトラブルがあったのですが、その蒸発かんの頭のところに百五十ミリの穴をあけまして、それで詳細な調査をいたしました。
○藤原房雄君 酸回収かんの加熱部というのですが、これは高温高圧というか、そういうことじゃないわけですから、そしてまた、いまの御説明の中にもございましたように、材質の問題ではないというお話のようでございますが、そうすると、溶接の施工といいますか、ここらあたりということになるのかもしれませんが、原因というのははっきりこういうことだというふうに御断定になっていらっしゃるのでしょうか。
その結果でございますが、従来その酸蒸発かんの加熱部のチューブに約一ミリ以下の穴があいているんではないかというような推定をしておったわけでございます。またそれも上部の管板付近であるということでございましたが、詳細調査をいたしました結果、加熱部の百八十七本ございますチューブのうち五本のチューブの上部の方の溶接部に微小なリークかあることが確認をされたわけでございます。
酸回収蒸発かんの加熱部のチューブに、現在までのところの調査によりますと、一ミリ程度の穴があいておるのではないか、これはまだ推定でございまして、一つの穴とすれば一ミリぐらいという推定でございます。