2012-09-03 第180回国会 参議院 決算委員会 第9号
もちろん、これは加工黒糖あるいはざらめに糖蜜を混ぜた再製糖が黒糖として販売されていた、そうした実態があって、消費者に誤解を与えるということで変えたということでありますけれども、しかし一方で、平成十八年には既にこのてん菜から黒糖を精製し製品化していたと、たった一社でありますけれども。
もちろん、これは加工黒糖あるいはざらめに糖蜜を混ぜた再製糖が黒糖として販売されていた、そうした実態があって、消費者に誤解を与えるということで変えたということでありますけれども、しかし一方で、平成十八年には既にこのてん菜から黒糖を精製し製品化していたと、たった一社でありますけれども。
○国務大臣(松原仁君) 黒糖の表示については、JAS法の解釈通知において、平成二十二年三月に黒糖の定義を、また十一月に加工黒糖の定義を明確化し、さらに二十三年三月に黒糖の原料原産地表示の義務付けを告示したところであります。この過程で消費者や事業者から多くの意見等を聞いており、平成二十二年三月の原料原産地表示に関する意見交換会において、ビート黒糖についての意見を聞いているところであります。
それらの事業者は可能な限り輸入糖蜜や輸入粗糖を使わないで、そして本来の黒糖を混ぜながら、そして黒糖の名前をしっかり使って、例えば加工黒糖なら加工黒糖と名前を使って、商品名にも当然それは入って可能なわけですから、そういう形での国産を大事にする取組と一緒になってやはり展開してもらいたい。
また、「加工黒糖においても原料原産国表示を規定すること」が沖縄側から求められております。それについてどんな考えをお持ちでしょうか。
ということと同時に、「加工黒糖においても原料原産国表示を規定すること。」という要請をいただいていることも事実でございます。
○副大臣(末松義規君) 消費者庁で、まず黒糖、黒砂糖の関係の表示、取組を行っていまして、黒糖の定義なんですけれども、言葉として、これは今年の三月にJAS法の解釈通知において、黒糖とはサトウキビを搾ってそのまま固めたものということを示して、さらに十一月に、黒糖に粗糖等を加えて加工したものは名称として加工黒糖という表示にしまして、黒糖の用語を使用できないという旨を明らかにしました。
ところが、先生今御指摘ございました、近年大分赤字の工場が増えていまして、デフレであったりあるいは健康ブームが鎮静化したり加工黒糖等の増加によりまして沖縄産の黒糖が販売不振となっているとともに、この価格が低落して、分みつ糖の製造事業者の経営が、含みつ糖の製造事業者の経営が非常に厳しい状況になっております。 そこで、今、各島ごとの、各工場ごとに大分ばらつきがございます。
一方で、先ほど言われましたけれども、純粋な黒糖ではない、黒糖が少し入った加工黒糖や、あるいは黒糖が全く入っていない再製糖といったものが純粋な黒糖と間違われるような形で販売をされていたり、外国産そして国産の区別が付きにくい表示も見受けられるようであり、こういったことが純粋な黒糖の販売を阻害しているようにも見受けられます。
これは、例えば法律ではなくても、つい最近取り組んだところでは、沖縄の黒糖に関して要望を受けまして、サトウキビだけで作った純粋のものは黒糖、それから少し何か加工していると加工黒糖、全く黒糖が入っていなければ加工糖か再製糖というふうに表示をするという一応の取決めをやりました。