1955-06-01 第22回国会 衆議院 逓信委員会簡易生命保険及び郵便年金制度の調査に関する小委員会 第1号
しかもあの住宅公団保護しようというのは、加入者階層の方々だろうと思います。そこで資金還元は必ずしも加入者の比率でやるという考え方は持ちませんけれども、大都市については、相当の加入者があるにかかわらず、長期、ことに短期でも、還元率はあまり多くはない。短期にしても長期にしても、運用の面では、むしろ地方還元は都市ではなく、農村の方に強く行っているわけです。
しかもあの住宅公団保護しようというのは、加入者階層の方々だろうと思います。そこで資金還元は必ずしも加入者の比率でやるという考え方は持ちませんけれども、大都市については、相当の加入者があるにかかわらず、長期、ことに短期でも、還元率はあまり多くはない。短期にしても長期にしても、運用の面では、むしろ地方還元は都市ではなく、農村の方に強く行っているわけです。
なお金融債の面につきましても、なるほど私どもといたしましても政府資金で貸す対象の中で、加入者階層に還元できるような対象であって、しかもその中で金利の高いものがありますれば、やはりその方もある程度持ちたい気持はあるわけであります。と申しますのは、保険料の引き下げの際におきましても、予定利率を三分五厘を四分にいたしたわけであります。
一面加入者階層では戸主が六〇%程度を占めておりますので、戸主階級の方々に対する物質的な何を、保険的効果を高めるために、特殊階層である倍額支払いの階層の中からせめても十才未満の方々は除外いたした方がいいんじゃなかろうか。
われわれといたしましては、やはり加入者階層は両方とも大事でございます。従って考え方としては両方とも利用するようにいたしたいと思うのでございますが、不幸にいたしましてこの法案が通らないときには、経費は簡易保険の加入者を中心にいたしましてやる。従いまして経費も簡易保険勘定で支出いたしたい。
簡保資金の運用は地方公共団体への貸付に限定されているが、府県よりも町村への貸付、特に学校、病院関係への貸付に重点をおいて、できるだけ加入者階層へ近いところへの還元を図つているとの答弁がありました。 最後に労働省所管につきましては、過般三公社五現業の俸給表の切替えが行われた結果、一般公務員に比し、昇級原資等の点で相当不利であることが明らかとなつたが、これに対し労働大臣はどのように考えるか。
従いまして、やはりわれわれのねらう加入者階層を対象にいたしますと、数字といたしましては二十万円は少し高過ぎるのではないかという考え方を事務当局も持つております。さてしからばどの程度かということになりますと、一応事務当局としては十五の線は出たのでございますが、しかしその上にさらに民保の影響も考えなければならぬじやなかろうか、幸いに民保は立て直つておるさ中でございます。
○白根政府委員 簡易保険の運用につきましては、おつしやる通りに、戦前におきましては運用対象の重点は、一般加入者階層の厚生福祉施設に置いて参つておつたことは事実でございます。
公営企業につきましてもいろいろあるわけでございますが、そのうちで最も薄資階級である、言いかえれば保険の加入者階層である方々の最も熱望する事業の方へ力点を置きたいという意味からいたしまして、二十八年度におきましては、先ほど申し上げました百九十億程度の金でありましたので、選定範囲は大体病院でございます。病院は府県に重点を置きますと同時に、市町村の面におきましても力点を置いておるわけでございます。
従いまして市町村の需要に対して、せめて半分程度は簡易保険の運用の原資でやりたいけれども、それを超えた際におきましては、或る程度公共団体だけでなく、他の面、例えば御指摘の局舎の問題或いは住宅金融金庫とかいういろいろな簡易保険の加入者階層の利害に直接密着した機関の方面に運用をやることも、或る程度可能ではないかと思うわけでございます。
と申しますのは、私どもといたしましては、葬式料を中心にしておるのではございませんで、そもそも簡易保険が創設当時におきまして、加入者階層をどこに求めるか、その加入者階層を判任官に求めたわけでございます。判任官の一年間の生計費、その人が亡くなつたりした場合における一年間の遺族の生計費を中心にいたしましてやつたわけでございます。
十分見通しを考えつつ、保険の特質からいたしまして、歳出の面でこの程度は社会福祉の方に支出のわくをもらいまして、そして社会福祉施設の一端をやろう、従つて加入者に対する関係といたしましては、黒字になると利益配当なり、保険料を下げるという方向にも余力が出ればやりたい、と同時に運用面につきましても、加入者階層の利益になるために地下還元もやりたいという趣旨で、運用の再開を御審議した結果、四月一日からやることになつたわけであります
○白根(玉)政府委員 具体的に申し上げますと、これは一例でございますが、ガスとか水道とか学校とかあるいは病院とかいうような、加入者階層の利益になるような施設の方に貸すようにいたしたい。
○内藤(友)委員 それでは高橋さんがおられますが、今白根さんのお話になつたことをお聞きだろうと思うのでありますが、加入者階層の利益になるようなガス、水道、学校、病院、そういう方面に貸したい、こういう白根さんのお話でありますが、あなたの方で今までこういうところにお貸付なさつておらなかつたのか。それを承りたいのであります。
○白根(玉)政府委員 先ほど来御説明申し上げましたように、簡易保險事業の集まつた資金は、できれば直接的に加入者階層の福祉その他の施設方面へ運用することこそ必要である、かように存じておるのでございますが、資金運用法におきましては、われわれの考えております加入者階層に直接的に投資する部面もございます。間接的に投資する部面もございます。
また加入者階層のために運用をなるべくやりたいという、その方に還元するといいますか、その方に直接的にやりたいという気持も、市町村を通じてやることでございます。直接加入者に対しまして利をとるという考え方は全然考えておりません。また市町村を通じてやる場合におきましても、郵政省独自でやるわけではないのでございまして、地財委、大蔵省、郵政省と一緒に基本起債方針等につきましては御相談にあずかります。
ただ大臣は、民間資金を押えてまで政府資金と申しますか、民間資金にあらざる資金を増にしてはならぬということをおつしやつておつたのでございますが、もし郵政省に復元いたしましても資金の増にならないとは言い得ないので、これはわれわれ長年募集に携わつておる側から申し上げますと、たとえば貯金の金か厚生年金の金か簡易保險の金かわからぬようなかつこうで学校が建つよりも、加入者階層の非常に渇望している学校が、たとえば
直接的にやることこそ、加入者階層に対しまして利益を還元するようなかつこうになるのでございまして直接的にやることこそ、還元の大きい理由であると、かように考えます。
その趣旨からいたしますと、加入者階層の福祉増進に直接稗益するような面については、戰前ではこれ以上に幅が広かつたわけでございます。
の衆議院における質疑応答の経緯から見ましても、当時議員の方々が、この金は財政上の理由によつてやられるのではなかろうか、あるいは地方資金を中央に集中してやるのではなかろうかという御心配が、非常に質疑の形におきまして出て参つたのでございますが、その際におきましても、箕浦逓信大臣は、財政上の理由によつて運用するということは絶対に避くべきものであつて、産業組合その他に貸付け、あるいは細民、中産階級以下の加入者階層