2012-08-28 第180回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
このいわゆる第一列島線、第二列島線は、一九八五年に策定されました中国の劉華清提督によるいわゆる近海防御戦略に基づくものでありまして、二〇〇〇年までに中国沿岸の防衛能力を高め、二〇一〇年までに第一列島線の内側の制海権を確立すると。第一列島線というのは、九州、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオということであります。
このいわゆる第一列島線、第二列島線は、一九八五年に策定されました中国の劉華清提督によるいわゆる近海防御戦略に基づくものでありまして、二〇〇〇年までに中国沿岸の防衛能力を高め、二〇一〇年までに第一列島線の内側の制海権を確立すると。第一列島線というのは、九州、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオということであります。
具体的には、中国政府の方は既に一九八五年に海洋強国戦略というものを劉華清提督のイニシアチブの下に策定をしまして、以来、南シナ海、東シナ海で中国海軍がプレゼンスを拡充する、そうした計画、行動を着々と進めているところであります。この十九日の会議というのは、恐らくこの八五年以来の中国の戦略を中国政府が初めてアメリカに対して是認を求めた場だろうと、私自身はそういうふうに総括をしております。