1965-05-12 第48回国会 衆議院 内閣委員会大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
しかも同じ自作農業創設、自作農のために国が買収をしたのを報償をしているのですね。補償をしたのに対して報償したわけですね。こういうことさえ行なわれるのでありまするから、懸念を持つといっても前例があるのです。ことにこの旧地主の運動の中には前例があるではないかということで、この運動に拍車をかけてきたのです。この前例がなければ、これほど運動が起きなかったかもしれない。前例があるということなんです。
しかも同じ自作農業創設、自作農のために国が買収をしたのを報償をしているのですね。補償をしたのに対して報償したわけですね。こういうことさえ行なわれるのでありまするから、懸念を持つといっても前例があるのです。ことにこの旧地主の運動の中には前例があるではないかということで、この運動に拍車をかけてきたのです。この前例がなければ、これほど運動が起きなかったかもしれない。前例があるということなんです。
農地改革によって解放を受けた創設自作農が、その後において、住宅建築、道路整備、発電事業の拡大等により、これを転売する事例がかなり出て参り、その価格が時価によるため、旧地主が著しく不利益をこうむっているとして、地主補償の要求の強い原因の一つにあげられているのであります。
次に、最近における農家階層の経済力の差異に留意いたしまして中小農家の経営安定に資し、創設自作農の維持育成に遺憾なきを期するため、農林漁業金融公庫の自作農維持資金を倍増するとともに、新たに中小農家を対象として、短期間に経済効果を発揮し得る和牛、豚及び綿羊の導入を奨励するため、必要な助成措置を講ずる所存であります。
次に、最近における農家階層の経済力の差異に留意いたしまして、中小農家の経営安定に資し、創設自作農の維持育成に遺憾なきを期するため、農林漁業金融公庫の自作農維持資金を倍増するとともに、新たに中小農家を対象として、短期間に経済効果を発揮し得る和牛、豚及び綿羊の導入を奨励するため、必要な助成措置を講ずる所存でございます。
問題はむしろ農地改革による成果を確保して行く、そうして創設自作農家の維持育成を図つて行くということが問題の主眼点になつて行くと考えるのでありますが、これを農民による自主的な委員会の組織を作つて行くという必要は、これはもう是非必要である。何としても作らなければならんと思うわけでありますが、これを委員会なしに市町村長等を以て代えることは、これはできないと考えます。