1957-05-06 第26回国会 衆議院 決算委員会 第32号
その輸入発表の基準に合っておるかどうかというような審査、それからカリの買い付けのための割当方式は、これはグローバル予算をとっておりますので、日本の指定港着のいわゆる輸入価格、CIFの価格の最も安いものから予算の満額に至るまで外貨の割当——割当という用語を使っておりますが、実質的には私どもは外貨の使用許可であると思いますが、そういうことの案をスクリーン・コミッティできめておったのであります。
その輸入発表の基準に合っておるかどうかというような審査、それからカリの買い付けのための割当方式は、これはグローバル予算をとっておりますので、日本の指定港着のいわゆる輸入価格、CIFの価格の最も安いものから予算の満額に至るまで外貨の割当——割当という用語を使っておりますが、実質的には私どもは外貨の使用許可であると思いますが、そういうことの案をスクリーン・コミッティできめておったのであります。
私ども今回の割当、割当と申しますか、今回三十会計年度の九十五万トンの外貨額をきめる際には、二十九年度の一人当りの一応計算上出て参りましたところの消費実績の一人当りが一一・八五キログラムと計算上出ているわけであります。これを基礎にいたしまして、三十年度の砂糖の外貨のワクを、これを勘案してきめたという意味のことを実は申し上げたわけであります。
こういう際に通産省の外貨割当、割当は何を基本にして割当てているかと申しますと、まず年間たとえば二千トンの使用量がある、それなら千トンだけは輸入してもよろしい、こういうわけで外貨割当がある。そうすると、外貨の割当というものに対しては運賃を見ないで全部購入する。そうすると、事実は千四、五百トンしか使っていないのだ。そうすると、輸入するやつが千トンをこえているのです。
その場合におきましては、実需者割当ということもこれを検討して考えて参るということでありますが、御承知のように実需者割当というものは、その実需者の需要の限度ということについて十分把握が困難でありますし、又今回の割当、割当と申しますか、今回の実需者割当の実施状況を見て、更に検討しなければならない点が多々あろうと思います。