1974-02-15 第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
○荒木委員 昭和二十八年三月十九日、銀行局長からお出しになり、四十三年十二月十八日に一部改正されました通達によりますと、「割増金附定期預金の募集に当り、不当に多額な計画を樹て、その結果消化困難となった分について、預金、貸出の両建等不健全な方法により、表面をこ塗しているものが見受けられる」、こういう御指摘があるのであります。
○荒木委員 昭和二十八年三月十九日、銀行局長からお出しになり、四十三年十二月十八日に一部改正されました通達によりますと、「割増金附定期預金の募集に当り、不当に多額な計画を樹て、その結果消化困難となった分について、預金、貸出の両建等不健全な方法により、表面をこ塗しているものが見受けられる」、こういう御指摘があるのであります。
割増金附定期預金、或る人に頼まれてちよつと預金に行つたときに、このほうがお得ですよとか何とか言つて富くじのほうへすつと入れられてしまつたことがある。ところが私はそんな意味ではなくて、普通の定期預金にしよう、そうして税金の如何にかかもらず、そのほうが確実だと思つていると言つて預けようとすると、横合いから銀行員が、このほうがお得ですよと、こういうのが富くじ附きなんだ。
ただこの宝くじと割増金附定期預金との関係から、どちらを先にやめるべきかと言えば、私はこれははつきりと申上げたいと思うのでありますが、宝くじを先にやめるべきである。その意味は、宝くじというのは御承知のように当らなかつた場合には元本もとれないのであります。従つて当れば大きい代りに、当らなかつた場合には元本も手に入らない、こういうことになるわけなんです。
これは現在割増金附貯蓄、割増金附定期という制度が行われているのでございますが、同時にこの割増金につきましては一応税金は課税しないということがなされているのでございますが、そういうことの上に現在におきましては末等までと言いますか、全部はずれ籖なしの割増金、こういう制度が行われておりまして、いささか割増金附の貯蓄の割増金についても課税しないという、そういう規定が多少範囲が拡げられて非課税になつているというような
先般も大蔵大臣が言われた通り、現在の割増金附定期預金は預貯金の七割を占め、その額は四千億にも上つている。こういうお話でありまして、恐らく定期預金をやつておるもののうちで、割増金附でないものを出しておるものは、極く少数のものではなかろうかと思つております。而して割増金附につきましては御承知の通り税金が掛つていない、この点を利用いたしまして、普通銀行が空くじなしの総当りの割増金附をやつている。
こういつた国民の射倖心をそそることをいつまでも継続して行くということは面白くない、一方に当せん金附の証票が発行されておれば、やはり一般市中銀行も貯蓄資金吸収のために割増金附貯蓄をやらなければならんというようなことで、兼ね合になつて、我々としては取あえず今度の法案が出たのを幸いに、一応宝くじというものは発行を停止するというような措置を考えたのでありますが、併し大口のほうで割増金附定期預金等が行われておる
そこで先般も申上げましたように、無記名預金の利子に対する課税は私は下げたいという気持は持つておりますので、今の割増金附定期預金というあれは、どちらかと言つたら余り芳ばしくないのでございます。そういうものと一体として考えて行くように税率を引下げて行きたい、その場合におきまして割増金附の定期預金の割増金に使うべき額を制限するとかいういろいろな方法を講じて行きたいと思つております。
○大矢半次郎君 国民貯蓄債券のようなものは明治以来随分長くやつていたというお話でありまするが、今度の立法はやはりこれも当分の間というふうになつておりまして、そこにギヤツプがあるやに窺われますが、これは普通の割増金附定期預金よりももつと長くやるおつもりなんですか、それとも大体割増金附の定期預金をやめるような場合には、これもやはりやめようというお考えなんですか。
私も菊川委員と同じ疑問を持つているわけで、この当籤金附証票に限らず割増金附貯蓄の取扱に関する法律に基く割増金附定期預金等についても、一体いつまでやるつもりなのかということについて政府の根本方針を聞きたいと思うので、この法案を審議するに際して、結論を出すに際して大蔵大臣の出席を求めてはつきり全般的な問題として尋ねたいと思います。
割増金附定期預金につきましても一年のものもあるといつた状況でありまして、これはなにも商業銀行が債券を発行するというふうに大げさにとらなくてもよろしい。これは一つの定期預金として吸收するものである、こう考えてよろしいものではないかと考えております。そこでいよいよ一つの市中銀行の御計画がきまりましたときには、他の銀行、特に地方銀行から反対の意向が表明せられるのであります。
尚御承知のように、戰前におきましては、定期預金の占める比率が一般の預金に対して半分以上であつたのでありますが、戰爭の直後におきましては、これが一割以内になりましたのでありますが、最近割増金附定期、その他が好評を博しましたような点もございまして、二〇%に近ずいておるような状況でございます。漸次この定理預金の一般預金に対する比率の増加に努めたいと考えております。