1974-05-08 第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
四月二十六日の新聞の報ずるところによると、大蔵大臣は、ボーナス特別定期預金が六月に切れる、この七・二五という昨年十二月発売をした新預金を、今度は割増金付定期預金、はずれたものは三%の普通預金金利程度、これを四%預金者に利息としてお返しする。
四月二十六日の新聞の報ずるところによると、大蔵大臣は、ボーナス特別定期預金が六月に切れる、この七・二五という昨年十二月発売をした新預金を、今度は割増金付定期預金、はずれたものは三%の普通預金金利程度、これを四%預金者に利息としてお返しする。
〔委員長退席、理事吉武恵市君着席〕 これからだんだんだんだんと、そういう傾向が固まっていくであろうと、こういうふうに見ておるわけですが、そういうさなかにおきまして、ただいま御指摘の割増金付定期預金をなぜ行なうかということでございますが、これは別に強制するわけではございませんけれども、やはり物価を早く安定させるということを考えますと、まず国が率先して財政需要を押えなければならない。
そういうことのほかに、また貯蓄資産の多様化ということで、六カ月定期、あるいは割増金付定期預金だとか、あるいはマル優制度の拡大でありますとか、いろいろのくふうをこらしておるわけなんですが、さて、そこでさらにこれを引き上げるということになりますと、その及ぼす影響というものを検討しなければならぬ。 まず第一に財源。預金金利を引き上げるということになると、その財源を一体どうするのか、こういう問題です。
それをはっきりと、ただギャンブルで、取れるかもしれない取れるかもしれないという、そういう夢だけで、こういう割増金付定期預金というのを一般消費者に向けてやらなくちゃならないという、その根拠は何ですか。具体的に、ただ消費者のほうの消費需要が高いからということじゃだめですよ。私、もうさっき過剰流動性の話を出したゆえんのものはそこにあるわけですから。
○竹田四郎君 宣伝はしてないというお話なんですが、新聞紙上でもその他の経済雑誌でも、割増金付定期預金という記事というのは非常に出ているわけですね。それで、そういう意味では、あなたがそういうことをおっしゃるけれども、積極的に銀行側が宣伝をしなくても、こういうものはざあっと広がっていくものだと思うんです。
○竹田四郎君 選別融資のことについては、あとでまたお聞きしますが、一体、今度の割増金付定期預金ですね、この売り出し先、売り出す相手、これは一体どこをお考えなんですか。
とにかく、御指摘が重々ありましたように、割増金付定期預金、いま御提案をしておるこの制度といえども、これの運用を誤まりますと、ギャンブル問題、そういう問題にからまりを持ってくると、こういうふうに思うわけであります。したがいまして、この制度には厳重な規制を加えたい。こういうようなことで、内容につきましても、御承知のようないろいろな制約ば加えた。これは二十三年当時と相当変わっておる点が多いのです。
その面から見まして、何がしかの力のあるものでありましても、これは臨時非常の手段として採用すべきである、こういうふうに考えましたのが、この割増金付定期預金であります。
○国務大臣(福田赳夫君) 貯蓄増強は、私が、その手段が多様化されておらなければならぬと、こういうことを申し上げておりますので、割増金付定期預金がただ一つの貯蓄増強策だ、そういうふうには考えておりません。
○福田国務大臣 こういう割増金付定期預金という制度が行なわれる、これだけを考えているわけじゃないのです。物価高対策といたしましては、もうほんとうにオーソドックスな総需要抑制政策というものを強力に進めるという方向を打ち出しておるわけであります。そういう大きな方向を打ち出すと同時に、いろいろな考えられる諸手段をあわせ行なう。こういう諸手段の一つとして、割増金のことを申し上げておるわけなんです。
○福田国務大臣 私は割増金付定期預金にインフレ問題のすべてがかかっている、あるいはその主力がかかっておるのだ、こういうふうには考えておらないのです。しかし、とにかくこの異常な事態を何とか早く押えなければならぬ、それにはあらゆる手段をここで動員しなければならぬ、こういうふうに考えておるわけなんです。
○福田国務大臣 今回の割増金付定期預金と射幸心との関係ですが、そういう点も十分配慮しておるわけなんです。つまり、これはただいま申し上げましたような射幸心というような問題を提起される一つの理由もある。あるが、しかし、さほど大きな射幸心という問題でもないのじゃないか、つまり元は残るのじゃないか、こういうことでもあり、またいろいろな制限を設けておる。
○福田国務大臣 歩積み両建てにつきましては、こういう経済情勢のもとにおきましては、一般論といたしまして、これはそういうことにならないように指導を厳重にいたしておるわけでございますが、その歩積み両建てが割増金付定期預金という形において行なわれるということにつきましても、これはさようなことにならないように指導いたしたい、かように考えております。
これは割増金付定期預金に限らず、ほかの貯蓄手段によって集まった金につきましても、そういう意味において厳重にこれを管理してまいりますから、御心配はおかけしないようにいたします。
もし割増金付定期預金によるそれだけの資金の調達がない、こういうことになりますれば、あるいは必要に応じては日本銀行との間に借り貸しだ、あるいはオペレーションだということで、割増金付定期預金の預金があった場合と違った結果が出てくる。そういうようなことを通じまして、金融機関を通ずる貸し出し、それは一応というか考え方として、完全に割増金付定期預金のその量の問題と切り離して考えられてしかるべきである。
それから割増金付定期預金は予定いたしましたのは一億八千五百万円でございますが、決算では一億八千三百八十万という数字でございます。
で、確実と思われまするたとえば記念切手に寄付金をつける、あるいは電話番号、国鉄、地下鉄、あるいは協賛競馬、それから金融機関の御協力によりまするところの割増金付定期預金、それから宝くじ、それからゴルフ、相撲、その他これらはいずれも確実であります。
それから次にありますところの割増金付定期預金、これは全国金融機関全部の御賛成を得まして昨年十二月から実施したもので、三十六年度としては見込みは少ないのでございますが、三年間のうちに七億二千万円というものは、これはまず確実であるというふうに考えられます。
次の協賛割増金付定期預金というのは、全国の銀行等、農協等も参加下さいまして、定期預金でございますが、これに割増金をつけて、当せん者に若干——三十万円以下でございますが、前からこういういろいろな割増金付定期預金がございましたが、これはオリンピックのためにやる。
その一つとして一般募金四億五千百万円、スポーツ関係募金として二千七百万円、地方競馬による益金が三億五千万円、ローマ・オリンピック記念映画による寄付金が二億円、寄付金付記念切手による寄付金――これは法案の一つの条項に規定されておるものでありますが、これが三億円、たばこにつける抽せん券付広告カードによる寄付金――これも法案に規定してありますが、これが三億円、オリンピックの割増金付定期預金による寄付金が七億二千万円
○河野政府委員 お尋ねの点でありますが、おそらく割増金付定期預金のことじやないかと思います。この制度自体のよしあしについては、かねて議論が非常に出ておるところであります。最近御案内のように、いわゆる射倖性の非常に強い貯蓄方法というものは、逐次やめて行きたいという考え方に立つております。
預金の二割の利子課税が一割ということになつたのはようございますけれども、割増金付定期預金が無税であつたのを逆に一割かけるということが実は去年行われて残念に思つたわけでございます。まあそういうわけで去年の十月の金融引締めの目的はそこにあつた。
○大月政府委員 この割増金付定期預金の趣旨といたしましては、一般大衆からの貯蓄をとるということが主でありまして、先ほど申し上げましたように、この長期信用銀行の性格から行きましては、必ずしもふさわしくないと考えております。
○内藤(友)委員 それから割増金付定期預金などは認められないのでありますか、どうですか。
それが中止になつてしばらく預金が停頓の形になりましたが、その後今やつておりますような割増金付定期預金、あれを記名式にしまして、それに乘りかえさせるようにしているわけです。それが徐々にそちらの方にかわつて来ておりますが、以前無記名預金の伸びたカーブと、記名預金になつて今の割増金の定期預金が伸びるカーブとの間には差が出て来ておる。それと国民所得から申しまして、かなりのものが日々ふえて来ておる。