1951-02-20 第10回国会 参議院 予算委員会 第12号
第三に、矯正保護局関係について申上げますと、本年一月末日における刑務所收容者は九万五千五百十九名でございまして、本年度工事完了のものを見込みましても、收容定員はようやく七万二千六百二十五名に過ぎず、なお可なりの過剩拘禁の状態であります。
第三に、矯正保護局関係について申上げますと、本年一月末日における刑務所收容者は九万五千五百十九名でございまして、本年度工事完了のものを見込みましても、收容定員はようやく七万二千六百二十五名に過ぎず、なお可なりの過剩拘禁の状態であります。
刑務所におきましては、囚人の出役によりまして過剩拘禁を緩和し、同時に堤防をしつかりでかすことによりまして、農業生産の復興という大きな目的に寄與するために、村の方並びに県の方のあつせんもありまして、協力出役したものでございます。
職員の手不足ということも確かに一つの原因であると思うのでありますが、先ほど来申し上げまするように、收容施設がまだ全国で合計して六万の收容力しかないところに今十万を收容して、いわゆる過剩拘禁の姿であります。そうしてそれに対する職員は六万の收容力に対する職員の配置しかないのであります。
第五に過剩拘禁緩和対策といたしまして、拘置所十四箇所及び刑務所五箇所が新設せられましたほか、支所より本所に昇格したものが二箇所、これに伴う人件費、事務費の増加並びに收容所の收容に必要な備品等を購入するに必要な経費として、六千二百十八万九千円を新たに計上してございます。
かねて当局におきましては、過剩拘禁緩和に対策の一環といたしまして、各地におけるこのような遊休施設を入手して刑務所における過剩拘禁を緩和いたそうと考えておつたのであります。
さて委員会におきましては、刑務所その他の矯正施設は極度の過剩拘禁の状態にありました、これを新設することも次第に困難となつております折柄、刑務所に犯罪者を收容しても、再犯防止の効果は必ずしも良好ではないと認めたのであります。それで、各派共同提案として次の修正案が提出されました。
一方、刑務所その他の矯正施設は、極度の過剩拘禁の状態にあり、そのため、多数の犯罪者が社会に放出せられ、而もこれに対する保護監督の制度が整つていないので、これらの者は、常習犯罪者の群に顛落して、社会不安を増大しつつあるのであります。
更に刑務所におきましても過剩拘禁が甚だしいのでありまして、到底理想的な矯正ができない状態にありまするので、甚だ遺憾に考えております。予算の許す限り速かにこれを改善いたしたいと考えております。ただお話のごとく予算が誠に少ないのでございます。併しながら今日の公共事業費全体に対する予算から見ますると、あれでも相当に財政当局は奮発をして呉れたもののようであります。
從つていずこの刑務所も過剩拘禁の状態にありますので、刑務所をふやすわけではありませんが、刑務所の設備を大いに拡張しなければならぬ状態になつておるのであります。それからまた戰爭の際に被害を受けました刑務所の設備も大分あるのであります。それらを新しく設備いたしますために、公共事業費の中で多分十二、三億の経費が計上されておると思うのであります。
刑務所は極端な過剩拘禁状態に陷り、適切な行刑処置ができ得ない状態に立ち至つているのでございます。これに対しまして当局は戰災刑務所の復旧に努力いたすとともに、旧軍の施設の獲得に努力をいたし、ある程度の成果を收めておりまするが、何分にも予算や資材の制約がございまして、過剩拘禁緩和の緊急処置といたしましては不十分であります。
本件につきましては行刑中間刑務所といたしまして有用であるばかりでなく、過剩拘禁を緩和すを一策ともなりますので、当局としては請願の趣旨通り、受刑者を就業させる意向であります。一般失業対策に関連があると認められますので、請願要旨を労働省へ連絡いたしまして、とくと協議いたし、御趣旨に沿いたいと思つております。
殊に今非常に盛んで困つておりまする性病、それから結核、この二つに対します藥が殊に不足しておりますので何とかならないかということでございますがどこの刑務所も過剩拘禁でございまして、そこで性病なんかとつても言葉にも盡されないような惨憺たる樣子なのでございますから、おむずかしいことでございますけれども、刑務所の方にも何とかして一つ藥を廻して頂きたいということを、この際特にお願い申上げて置きます。
即ち保釈及び勾留執行停止の運用については、これに関する現行刑事訴訟法の改正案の方向と、(これは現在のことではなく無論当時のことについて言うのでありますが、)過剩拘禁についての対策が多大の影響を及ぼしております。
それではなぜこのように現在仕事に就かない者が多数あるかと申しますと、その原因は第一に過剩拘禁ということであります。例えば大阪刑務所におきましては、三千二百名の定員のところに七千人近い囚人が拘禁されております。從つて工場施設が足りません。
中國行刑管区も非常な過剩拘禁であるということはい、くどくどしい申上げなくても皆様すでに十分御承知のことと思います。ただ合計した数字を申上げますと、收容人員四千七十二人のところに昨年末の現在で、七千八百五十七人、結局三千七百八十五人の過剩拘禁で、パーセンテージを見ると、一九二%の過剩である。これは尤も本來の定員について申上げたのであります。
ですが、過剩拘禁の現状に鑑みまして、できるだけ從來の刑務所建築準則という、つまり衛生上の見地から一人に幾らというスペースを要求された、それに基いた定員として四千七百三十九名となつておるのでありますが、過剩拘禁の現状に鑑みて、できるだけ余計入れたいということで、司法省の方が臨時定員というものを拵えたのであります。それによりますと六千百二十七名入ることになつております。
これは過剩拘禁が非常に激しくなつて参りましたので、各地にこれに対應するための設備をする必要があるのであります。差当つて非常にその困難を感じておる必要度の強い所だけを計上いたしまして、二百九十一万余円計上いたした次第であります。 それからその次には、職員の給與改善に必要な経費であります。これはこの度の給與改善に伴う費用なのであります。 次に、補正第八号について御説明を申上げます。
昨日われわれの報告の中にプレゼントされた「過剩拘禁と治安の危機について」司法省行政監察委員會委員長佐竹晴記君の名によるパンフレツトを頂戴いたしました。これを一讀したるところ、過去二箇年の間に刑務所より社會に逃亡せる個人あるいは集團的の逃亡の件數が、約四百四十件に上つておる。
それから刑務所の施設につきましては、過剩拘禁の状況、ごらんの通りでありますから、これは追加豫算に三億五千萬圓ほど要求いたしたのでありまするが、どうしても國家財政の建前上できぬということで、七千萬圓だけお認めを願つたのでありますが、それでもとうてい過剩拘禁を幾らも減ずることができない状況でありますから、東京、大阪、名古屋、廢島、福島というような主なる所の拘置所、刑務所を、さらに擴張いたしまして、そうしてとりあえずできるだけ
これはいずれも各刑務所共に過剩拘禁の上に看守の増員がない。警察の方からは段々と事件を送つて來る。適當なる裁判をしていかなければならん。そうして裁判をして入れる場所は設備がない。扱うものは増員しない。先般も司法大臣がこの席において申されましてごとく、全く裁判官というものは聖なる仕事であります。私共は平素よく申しておるのでありますが、仕事は非常に過重であつて而も待遇は全く薄い。
拘禁過剰の問題を全國的に檢討するに、收容者一人當り〇・九坪を本則とする収容定員を、過剰拘禁の實情に鑑み、一人當り〇・五坪に引直したる全國刑務所收容定員五六、五二五人に對し、本年八月末日現在において八〇、七三三人を收容しおり、實に四三%の過剩拘禁となつており、又職員一人當りの負擔能力は、收容者四人を最高限度と考えられて來たのに、現在職員定員約一萬人弱で、右八萬餘人の行刑を擔當し、その勤務時間は概ね十數時間
又設備の點で申しますと、これもここに詳記してあるわけなんでございますが、刑務所の過剩拘禁のために假出獄で出しますところの人員は、最近の數字によりますると、收容人員の半數に當るものが假出獄で出されておるのでありまして、而もそれが假出獄の制度の目的といたしまする、もうこれは出しても大丈夫、改悛をいたしまして、二度と犯罪を犯す虞れがないのであるという状態で出すのでありません。
定員を超過いたしておりまして、設備が不十分のところに、更に過剩拘禁というような状況であるのでありまして、靜岡の刑務所もやはりこのお多分に漏れず、否むしろその點におきましては、代表的に設備が不完全で、又拘禁の數におきましても、定員二百九十四名に對しまして六百十九名の二倍強の過剩拘禁をいたしておりまする状況にあつたのであります。
併しながら、かような事故を起しました原因につきましては、今朝來鬼丸委員も御指摘に相成りましたように、過剩拘禁と施設の不十分、乃至は警備關係の職員の少いというふうなことを特に痛切に考えておりまして、かような點につきまして、目下收容施設の増強竝びに刑務職員の増員の問題につきましても、大藏當局に折衝いたすべく著々準備中でございます。
只今御當局は經費が不十分とか過剩拘禁と言われる。それは成る程そうでしようけれども、もつと大きな原因がないか。即ち刑務所長が自分の職務を元來怠つておる。その怠つておる一番大事なことが教化だと思います。要するに何がために囚人を此處に入れて置くかという教育が足りなかつたと思います。ロシヤのように手放しにせよとは申しませんが、もつと刑務所長が人格的に、囚人に尊敬せられるように導かなければならんと思います。
なお、過剩拘禁は全國の刑務所を通じて顯著なる事実でありますが、この靜岡におきましても、四百四十六人の定員に対して六百三十七人はいつておるのでありまして、一人置く所に三人置く、八人置くべき所に二十人も置くということに相なるのでありまして、これまた、かくのごとき事故を起す原因に相なつておるのであります。
目的を達成いたしまする意味合におきまして出す、出し得る、それを妨げない程度で出し得るということは、これは非常によいことなのでございまするから、こういうことが、ここで私が質問いたしました関係上それが大きくなりまして、非常にこれを注意されまして、條件を嚴格にするというようなことがございますると、これは又行き過ぎでございまするので、私はそれを懸念いたすのでございまするけれども、いずれにいたしましても、過剩拘禁
その後陸海軍刑務所を多少接收いたしましたり、或いは戰災後の復旧によりまして、多少回復したのでありますが、なかなかこれも思うように回復いたしませんために、非常な過剩拘禁を來たしておるような状況なんであります。