2013-04-19 第183回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
それで、建物の偏心率や剛性率、偏心というのは建物の重心がずれている、前のニュージーランドの地震で大勢の英語の学生さんが亡くなった、あのビルも、重心と剛性の中心がずれていてあのような形になりました。そのように、バランスを考慮して、大規模地震のときに生ずる力、これを応力と申しますけれども、建物の一部に力を集中させないで、地震に耐えるように設計しております。
それで、建物の偏心率や剛性率、偏心というのは建物の重心がずれている、前のニュージーランドの地震で大勢の英語の学生さんが亡くなった、あのビルも、重心と剛性の中心がずれていてあのような形になりました。そのように、バランスを考慮して、大規模地震のときに生ずる力、これを応力と申しますけれども、建物の一部に力を集中させないで、地震に耐えるように設計しております。
五十六年以前の建物が倒壊あるいは大破等をして甚大な被害をもたらしたという現実の阪神・淡路大震災のことを考えますと、ここでしっかり踏み込んで、剛性率や偏心率ということも含めて設計というものをしていく必要があるということから、今回、特にそうしたことについて、五十六年の耐震基準以前のものについては、安全確保の観点から、新しい基準というものに基づいて、急いで耐震診断と耐震改修をしなくてはならないという考え方
新耐震基準では、先ほど来の中にございますように、大規模な地震で倒壊、崩壊しないために、建物各階でのかたさの違い、これを剛性率と申し上げます、それから平面上のねじれやすさ、これを偏心率といいますけれども、これらについて確認をした上で、平面、立面のバランスをしっかりとる、あるいは弱いところはしっかり固定する、こういう設計思想でございます。
そういうものでありますので、今回それにつきましては十三メートル、九メートルをとることにしたのですが、なおその場合におきましても、通常の場合ですと構造計算という強度計算だけで済む形にしておりますけれども、さらに技術的には、二次設計と称しておりますけれども、ねじれとか偏心率とか剛性率とか、そういう難しい計算も行って安全性をチェックすることにしております。