2018-03-06 第196回国会 参議院 議院運営委員会 第8号
率直に申し上げますが、私は、日銀に入行したときには前川総裁でございました。
率直に申し上げますが、私は、日銀に入行したときには前川総裁でございました。
しかし、五年間という長い任期の間、プラスばかりで終わった総裁は恐らく、私の入行したときは前川総裁でしたけれども、前川総裁までは経済全体が右上がりでしたからプラスばかりの時期もあったと思いますが、それ以降の総裁は、皆さん、成果を上げると同時に御本人が意図せざる大きな課題や禍根を残してお辞めになっていっているのではないかと私は思っております。
その間三十四年おりましたが、主として企画部門、企画関係それから国際通貨関係に籍を置いて、特に七〇年代には理事として森永総裁や前川総裁のそばで金利の決まり方を見ておった者でございますけれども、その点に関する限り、金利は日銀の専管事項であるということを政府も大蔵省もよく理解をして、随分中で議論をして外へ漏れないようにしながら決定をしていった経緯を見てまいっております。
とりわけ佐々木日銀総裁がプロパーで、その後の森永総裁が大蔵省で、それから前川総裁がプロパーで、澄田総裁が大蔵省で、三重野総裁がプロパーで、松下総裁が大蔵省でということで、不思議なことにこういう五年ごとの入れかわりというのが何か定着をしたのじゃないだろうか。
特に、この時期は予算審議中ということもございまして、その予算審議が終わった時点で金利の転換がなされるという結果になりましたけれども、これなども、前川総裁の際に予算の審議中であっても時期が適切であれば金利の転換がなされたということもございます。
○竹田四郎君 続いてお伺いをしたいと思いますけれども、最近は余り主張が出ておらないようでありますけれども、前の前川総裁のころは特にTB市場をつくるべきだという主張を、大変激しくと言うと語弊があるかもしれませんけれども、大変強く主張をなさったわけでありますが、最近は何かちょっとその辺が薄くなったような感じを、これは私自体の問題でありますけれども受けているんですが、その方針は変更なさったのかどうなのか。
前川総裁の思い切った決断でもって大蔵省の意図が砕かれたと、こういう報道さえも私たちは聞いております。 昭和四十年度に我が国の財政が公債を導入して以来、各種の公債発行に関する歯どめが次々と実は打ち砕かれてきておるということも御承知のとおりであります。そして、ついに特例国債が今日ここまで来てしまいまして、借りかえにまで踏み込んでしまった、こういう状況であります。
そういう意味では、私は、前に前川総裁がTB市場を早くつくれ、国債の自由化のときにそのことを、TB市場を早くつくれということを盛んにおっしゃっておられて、この席上でもたしかTB市場を早くつくれということをおっしゃられたんですが、どうもその辺のことは、先物市場を国債発行との関連でつくらざるを得ないということとの関連で、前川総裁がそういうふうにおっしゃったのかなと今思っているわけですけれども、日本の場合に
○太田淳夫君 今お話しのように、日銀としましては従来からTBを将来の短期の金融市場における通貨調節の中心としたいと、こういうようにお考えになっていらっしゃるようでございましたし、一昨年ですか、我が党の同僚委員がこの予算委員会でやはり前前川総裁にお尋ねいたしましたところ、前総裁もTBを公募入札すると、そういうことに積極的な姿勢をそのときに示されておりました。
そして、これはもう予算委員会でも前川総裁が御出席になって、たとえ一年未満の国債でも借りかえについての日銀の引き受けはしない、こういうふうにおっしゃったということは、マスコミ報道等で私も知っているわけでありますが、今ここでちょっと私も歯どめをさしていただきたいと思いますね。
私ども、前川総裁が御発言になっていらっしゃるということと私どもの考えと別に開きがあるというふうには思っておりません。私どもは、やはり円の国際化とか金融資本市場の自由化というのは、まず国内市場の自由化というのが重要であるというふうに考えておりまして、ユーロ市場の規制の緩和という問題は、国内のそういう自由化の進展ともにらみ合わせましてバランスをとってやっていくべきであるというふうに考えております。
○工藤(晃)委員 全くそういうのは言い逃れということでありますが、きょう参考人として前川日銀総裁がおいでになっていると思いますが、前川総裁にお伺いしたいと思います。 きょうは大変ありがとうございました。またお忙しいと思いますので、私の質問もごく縮めて三点にわたって、それをまとめてお答え願いたいと思います。
そういう意味におきまして、前川総裁が事あるごとに、いまの御指摘のように、円安を是正する、円高基調を維持するということが、貿易摩擦あるいは日本の大幅な黒字という問題についての一番基本的な対策である、こういうふうに申しているわけでございます。
その黒字解消の方向というものについて前川総裁は、何か言葉は円安修正と言った方がいいんですか、円高と言った方がいいのかわかりませんけれども、そういうことによって解消することが一番望ましいと、こういうような見解をおとりになっているように私は承っておるんですが、それは間違いございませんでしょうか。
そこで特に私がお聞きしたいのは、日銀の前川総裁は総会で日本政府を代表して、国際協調を推進するかなめとしてのIMFにふさわしい貢献という言葉を発せられておるわけでありますが、このIMFにふさわしい貢献ということはどういうことであろうか、こういうように思うわけでございます。
私も前川総裁にお尋ねをしたのは、たとえばアメリカで見ますと、短期プライムレートも長期プライムレートも、何か基準があってその基準にリンクして決まったりしてないわけでありまして、これはもちろん金利が完全に自由化されておるという面もあるかもわかりませんけれども、いまや日本でやっておりますことは、制度と現実の間の乖離が大きくなり過ぎているのじゃないだろうか、私はこういう感じがしてならないわけでございます。
○太田淳夫君 それでは最後に長官にお伺いしますが、予算委員会が終わりましてから初めてお会いするわけですが、四月の十三日に日銀の前川総裁が景気底入れ宣言をしたですね。また、それから大蔵省も景気の見通しについては景気回復の兆しがはっきりしたと、こういうことでおっしゃっているんですが、なかなか現実にちまたではそんなような気配は見受けられないんですが、経企庁長官としてはいかがお考えでしょうか。
なお、前川総裁、大阪で記者会見で申しましたことがきのう伝えられましたが、見出しはともかく、中をよく読んでいただきますと、いろいろ十分注視していく必要がある、こういうことを申しているわけでございますので、その点もつけ加えさせていただきます。
前川総裁だけが何かえらい抵抗をしている、悪者になっていたような感じもするわけであります。 公定歩合の引き下げによって、金利の低下によって景気を浮揚する以外、いまの景気対策は少しぐらい経済対策をやったってだめだろうということであったんですけれども、幸い日銀が望んでいる二百四十円前後から二百三十円。しかもいまおっしゃられた赤字の問題とか何かというのは、まさに長期的なアメリカの問題であろうと思います。
しかし私は、前川総裁がいま総理のおっしゃった物価と為替の問題を十分考えながら政策の処理をしてもらいたいとおっしゃることを十分踏まえておやりになっておると思うのでありますが、今日的に現在のアメリカの情勢、ちょっと私新聞で見ておるところでは、アメリカの上院で防衛予算を、いま一〇%で出しておるのを七・五%にレーガン大統領が妥協したけれども、上院はそれを五%まで切ったとか、いろいろと八四年財政についていい方向
○堀委員 もう一つ、前川総裁に伺いたいのですが、後半の方で長期金利の問題にお触れになりました。どうも最近の実情を見ておりますと、長期プライムというものが有名無実のようなかっこうになっていて、長期プライムはあるけれども、しかし銀行によっては短期と長期を抱き合わせにしたり、いろいろな操作で現実には長期プライムは名前だけのように私は見ておるのであります。 そうすると、これも日本固有の問題ではないか。
いま前川総裁がお話しになりました預金の自由化、これは一つ大きな問題がありますのは、日本では郵便貯金が相当大きなウエートを占めておりまして、こことの関連でこれは相当時間がかかる政治的な問題だと私は理解をしております。経済問題だけならば処理は簡単でありますけれども、歴史的な問題もありますから必ずしもそうはいきません。しかし、いまの前川総裁がおっしゃったCDは、いま五億円というのが単位でございます。
○委員長(土屋義彦君) 前川総裁には早朝より御出席をいただきましてありがとうございました。御退席いただいて結構でございます。