1948-07-03 第2回国会 衆議院 司法委員会 第49号 しかし遺憾ながら、現実は日を逐うて悪化に傾き、性事件続出するも、何ら制裁防止の術とてなく、加うるに青年男女間に貞操観念が次第に軽視され行く有樣にて、当時憲法の理想面を支持して、一旦廃止を賛成したる者さえも、あらためて貞操問題の深く底なきを嘆くに至りました。宗教の教化力をもつてしても解決できぬことは、人生の機微に触れたる者は、うなずくところでありましよう。 村教三