1982-03-09 第96回国会 衆議院 本会議 第10号
従来の政府の国会答弁、統一見解を根底から覆し、総理にも真実を知らせないまま制服主導で改修予算を組んでいた事実は、シビリアンコントロールなるものさえ何の歯どめにもならないことを浮き彫りにしたのであります。かつて日本が侵略戦争の道を進んでいたとき、本院において、制服軍人が、議員の発言を黙れとどなりつけたことがありました。
従来の政府の国会答弁、統一見解を根底から覆し、総理にも真実を知らせないまま制服主導で改修予算を組んでいた事実は、シビリアンコントロールなるものさえ何の歯どめにもならないことを浮き彫りにしたのであります。かつて日本が侵略戦争の道を進んでいたとき、本院において、制服軍人が、議員の発言を黙れとどなりつけたことがありました。
制服主導型に自衛隊の中は動いてしまうということになってしまうじゃないですか。あなたが二月四日に委員会で言っておられたこととは大きく後退したことになる。違ったことじゃないですか。本当にあなたがコントロールをあえておっしゃるというならば、十分に管理する立場から見るならば、勝手な行為をとられたことは遺憾だという態度をとられるのがあたりまえじゃありませんか。
つまり、これは制服主導、制服を前面に立てて物を言わすという形で軍事力増強、この場合は防衛力整備計画、防衛計画の大綱修正の方向に世論づくりをやっていくと、こういう動きだと私は見ておるんですよ。 それでいま問題なのは、こういう手続上の問題だけじゃないんだ。私は、それ以上に大きい問題は、陸幕長の言っておる内容ですな、おなかの中です、考え方、こういうものだと思う。
○正森委員 この協力小委員会が制服主導でシビリアンコン十ロールの枠から外れることがないように、切に希望しておきたいと思います。 それでは外務大臣に、今度は別の問題で伺わせていただきたいと思いますが、海洋法会議が何回にもわたって開かれておるというのは御承知のとおりでございます。
したがって、政府は、今日までの防衛問題に関する秘密主義をなくし、兵器産業との癒着や、制服主導の防衛政策等を抜本的に改め、国民が必要とする資料及び情報等を進んで提供し、憲法の精神を前提としたシビリアンコントロールを不動のものとして確立すべきであります。総理並びに防衛庁長官の決意のほどを伺っておきたいのであります。(拍手) 次に私は、沖繩問題に若干触れてみたいと思います。