1986-11-27 第107回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
○杉原説明員 御指摘のとおり、十月十二日に日本原子力発電敦賀発電所一号機制御棒駆動水ポンプの電動機の巻き線の損傷事故はございました。
○杉原説明員 御指摘のとおり、十月十二日に日本原子力発電敦賀発電所一号機制御棒駆動水ポンプの電動機の巻き線の損傷事故はございました。
たとえば四十九年の九月に一次冷却水の再循環パイプのひび割れが起きておりますし、五十年の二月に緊急炉心冷却装置のスプレー配管のひび割れというものが見つかっておるわけですし、さらに制御棒駆動水戻しのノズルのひび割れ、さらに一次給水ノズルのひび割れというものが見つかっているわけですね。このノズルのひび割れの場合には、四本のうち二本にひび割れが発見されておるわけですね。
○政府委員(武田康君) わりに最近の例で申し上げますと、たとえば沸騰水型では制御棒駆動水戻りノズルのひび、ライザー管などの応力腐食割れ。それから加圧水型では蒸気発生器細管のリーク。このほかに燃料で取りかえなければいけないもの、これはピンホールみたいなものがあいてリークがあるというようなことでございますが、そういったようなものはかつては出ておりました。いまは非常に減っております。
で、その原因は、先ほど先生もおっしゃったようなチューブ――配管に応力腐食割れがある、あるいはそのほかにたしか第二号機は制御棒駆動水の戻りノズル、そこにひびが発見されたというようなことがございまして、実はそういう手直しをするのにかなりな時間がそれぞれかかっております。
それから二号機につきましては、先ほど先生おっしゃったことでございますが、制御棒駆動水戻りノズル、ちょうど二号機はその定検のタイミングになりまして、それを調べましたところ、ノズルの部分に微細なひびが発見されたということでございます。
それからいま聞きますと、浜岡について中部電力自身が外から超音波探査というような調べをやったようでございまして、特別に何もどうということはなかったということでございますが、これは私どもが指令してやらせたものではございませんで、私どもの指令は、あけて給水ノズルの部分なりそれから制御棒駆動水の戻りノズルの部分を調べろという指令でございまして、その指令につきましては、先ほど申し上げましたように福島の一号をトップ
一方、福島の一号で給水ノズルと制御棒駆動水戻しノズル、この両方にひびを発見しましたのは二月二十五日でございまして、そういうタイムシリーズになっておりますので、いま私どもといたしましては、この次の定検の機会に浜岡についても調べる。ですから、浜岡が一番最後になるわけでございます。
○武田政府委員 浜岡につきましては、先ほども申し上げたことでございますけれども、この次定検に入るときに給水ノズルなり制御棒駆動水の戻りノズルなりについてチェックをするように、こういうことでございまして、その線で現在動かしておるわけでございます。
原因不明のまま戻りノズルに栓をして、その分だけ制御棒駆動水を減少させて、ノンリターン方式に系統変更を行うことを原子力委員会安全専門審査会発電用事業炉部会は簡単に了承したようでありますが、制御機能の確認試験の結果によって了承したのか、お伺いしたいのであります。
○武田政府委員 先生御指摘の制御棒駆動水戻りノズルのひび割れにつきましては、その傷のついている部分を削り取りまして、そこを仕上げをするというのが一つでございます。
○橋本(利)政府委員 制御棒の駆動水戻りノズル部分にひびが発生しておるということにつきましては、いわゆる高温の原子炉水と低温の制御棒駆動水戻り水の混合の際生ずる温度変動によってひび割れが発生したというふうに承知いたしておりますが、技術的な問題でございますので、審議官からお答えをさせていただきたいと思います。
この両方の原子力発電所の制御棒駆動水戻りノズル部のひび割れ対策として、これまではリターン方式が採用されていたものをノンリターン方式に切りかえたということになっておりますね。
○伊原政府委員 この原因の究明につきましては、実はこの制御棒駆動水戻りノズルのクラックは初めての事象でございますけれども、それ以外の前例で似たような現象が起きておりまして、それに対する原因究明が行われております観点からいたしまして、この水を戻すというのが原因であろうといまのところ考えられるわけでございますので、水を炉心に戻さないということによりましてクラックの発生は防げるのではないか、こういうふうに
いま、私ども、顧問の先生方にも御相談し、私どももそれでいいと思っておるのでございますけれども、制御棒駆動水戻りノズルのひび割れの原因が、ちょうど冷たい水が温かい中に入っていく、そういう温度の差があるものでございますから、その辺が原因だ、そうすると、それを除去しなければいけない。
○武田政府委員 島根の制御棒駆動水戻りノズルのひび割れの問題でございますけれども、中国電力の方から、こういう削っていいかという話が参りまして、それで私どもの方で、顧問会の先生方にも御相談し、いろいろなやり方があるわけでございますけれども、一般に、ひび割れ等がございますと、それを削ってとってしまう、これが一つ、もっとも後を仕上げするわけでございますが。
定期検査で調べております過程で、制御棒駆動水を原子炉の中にまた戻すというようなノズルがございまして、そのノズルの一部に軽微なひび割れでございますけれども、発見をいたしました。
島根発電所につきましては、制御棒駆動水の戻りノズルにクラックがございまして、これにつきまして修理が必要でございますので、御指摘のとおり修理工をいわゆる計画被曝と申しますか、ある線量以上は絶対に放射線を受けないという厳重な管理のもとに修理をいたすということになるわけでございます。