1977-03-22 第80回国会 参議院 内閣委員会 第3号
○秦豊君 これからも恐らくアメリカでは、私たちが知らない範囲の改善を含めてやはり制式機になるまでに、制式というより本番、本物になるまでにまだまだいろんな手直しが行われるかもしれない。したがって、このF15のようにいま指摘しただけでも二つの項目をとらえた値上がりが予見され、それは織り込んでいると言うが、恐らくそれは五十四億で安く踏み過ぎであると、私はそう思いますよ。
○秦豊君 これからも恐らくアメリカでは、私たちが知らない範囲の改善を含めてやはり制式機になるまでに、制式というより本番、本物になるまでにまだまだいろんな手直しが行われるかもしれない。したがって、このF15のようにいま指摘しただけでも二つの項目をとらえた値上がりが予見され、それは織り込んでいると言うが、恐らくそれは五十四億で安く踏み過ぎであると、私はそう思いますよ。
私はやはりこれはブラウン長官の証言全体の中には、F15のいろんな実用テストの中で出された欠陥は、それはあらゆる制式機が試験機から制式機になるときに経る当然のプロセスであるが、特にF15については基本的なミサイルのメカニズムとレーダー性能に重大な欠陥があると。これは後から触れる値段にどんどんかかってくるから言っているんです。だから全体を見てしっかり答弁をしてもらいたい。
それはわかるんだけれども、しかし、現実にアメリカ空軍は、局地防空軍のADCの場合は制式機はF106のはずですよ。ところが、大分古びてきた、役に立ちそうにないので今度はF14、それからほかの一つ二つの機種をどうやらリストアップして検討をやっているらしい、どういう検討かわかりませんが。それならば私はわかるんです、F15を彼らが選ぶ理由は。
しかも現実に、商社その他の資料がありましても、制式機として採用して使っておるのは米軍なんですから、米軍の資料というものが一番正確なものだと一応は考えられるかもしれない。そうだとするならば、そういうものがあればお出しになるべき責任があるのじゃないでしょうか。具体的に申し上げます。六月十五日にグラマン白紙還元をなすった。
十一、整備補給の難易からいたしますれば、F104は米空軍の制式機であり、西ドイツ及びカナダで採用することに決定しているので、容易と考えられ、F106、N156、98J—11がこれに次ぐものと思われます。 十二、教育訓練の点につきましては、今回の調査により、いずれの機種も複座機を必要とするものであると判断されました。この点複座機のできていない98J—11は最も不利であります。
十一 整備補給の難易からいたしますれば、F104は米空軍の制式機であり、西独及びカナダで採用することに決定しておりますので、容易と考えられ、F106、N156、98J—11がこれに次ぐものと思われます。 十二 教育訓練の点につきましては、今回の調査により、いずれの機種も複座機を必要とするものであると判断されました。この点複座機のできていない98J—11は最も不利であります。
十一、整備補給の難易からしますれば、F104は米空軍の制式機であり、西独及びカナダで採用することに決定しているので、容易と考えられ、F106、N156、98J—11がこれに次ぐものと思われます。 十二、教育訓練の点については、今回の調査により、いずれの機種も複座機を必要とするものであると判断されました。この点複座機のできていない98J—11は最も不利であります。
すなわち、欠点といたしましては、先ほどから問題になっておりますように、これは米海軍、米空軍で制式機として多量生産して採用する飛行機でないという欠点はございます。それからまた、生産をいたしますにいたしましても、米空軍あるいは海軍で量産をしておりませんので、生産に至るまでの時期が、よけい、ほかの生産されておる飛行機よりは、生産までに時間がかかる。
従って補給等について多くの不利があることは事実でありますが、その原型でありますF11F—1、すなわちタイガーは米海軍の制式機として約二百機量産されており、F11F—1Fは二機の実験機について米空軍が米海軍から委托を受けて、すでに三百回以上も飛行テストを行い、その飛行性能は確認されておるのであります。
なおF104は米軍ですでに採用しており、F11F—1Fは米海空軍ともに採用の計画がなく、従って補給等について多くの不利のあることは否定し得ないが、その原型でありますF11F—1、艦載機のタイガーでありますが、これは米海軍の制式機として約二百機量産されております。