2019-11-26 第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
逆に、現場の薬剤師さんの皆さんからは、六年制卒業者が必ずしも期待したほどに高度な専門性を備えているわけではないという話も聞いたりもします。これは大学教育の問題なのでしょうか。現場を知らない教員が現場のニーズを理解できない、現場で必要とされるような能力を開発させられない、そんなことでよいのでしょうか。
逆に、現場の薬剤師さんの皆さんからは、六年制卒業者が必ずしも期待したほどに高度な専門性を備えているわけではないという話も聞いたりもします。これは大学教育の問題なのでしょうか。現場を知らない教員が現場のニーズを理解できない、現場で必要とされるような能力を開発させられない、そんなことでよいのでしょうか。
今後、六年制卒業者と既存の薬剤師の間のレベルの格差を生じないようにしていくためにも、厚生労働省には、薬剤師を所管する立場から、しっかりとした支援のもとに資質の向上の対策を講じていただきたいと考えますが、いかがでございますでしょうか。
二 薬剤師国家試験受験資格の経過措置(旧四年制卒業者及び新四年制卒業後修士課程を修了した者)については、受験者が混乱しないよう、関係方面に対する周知徹底に努めること。
これはひとつ関係省で企業側に対する努力を願いたいと思うのですけれども、まだまだやはり定時制卒業者は、中学を卒業した子供と全日制を卒業した子供の中間あたりで賃金を出すというような例が相当あるようであります。これは御存じのとおりであります。
そこで、いままでの例から見ると、たとえば企業側が人を入れる場合に、募集広告のときから定時制卒業者を除くというような差別をしておった傾向がある。
私は特に文部省にもお願いをしたいし、皆さんにもお願いしたいのは、経団連、日経連等が、とにかく会社の採用にあたっては、全日制と定時制の差別はつけない、また、定時制卒業者には給与の格づけを改善するのだということをおきめになって実行されればできることだと私は思うのです。また、こういうことを文部省自身が要請をされればできることだと私は思うのです。
ただ先ほど大臣からいろいろ定時制卒業者の就職の問題についてお述べになりましたことについて、ちょっと補足さしていただきますと、文部省もかつては通牒等も出したこともあると思いますが、日経連その他の経済団体に対しまして、就職問題等の懇談会の際には、毎回必ずこの問題を出しまして、そして少なくとも受験する機会を奪わないようにということは要望して参ったところでございます。