2015-06-03 第189回国会 参議院 本会議 第23号
いわゆる利益政治を捨て、まず議会自らが痛みを感じて、その上で、地方自治体や国民に対し、地方交付税や社会保障費などの歳出削減について理解を求めなければ、財政健全化は達成できないのではないでしょうか。 国会に来て五年近くになりますが、揺り籠から墓場まで、言い換えると、幼稚園、保育園から介護施設に至るまで、中央集権的に省益や既得権を守り、前例、慣例を重んじるシステムには驚いております。
いわゆる利益政治を捨て、まず議会自らが痛みを感じて、その上で、地方自治体や国民に対し、地方交付税や社会保障費などの歳出削減について理解を求めなければ、財政健全化は達成できないのではないでしょうか。 国会に来て五年近くになりますが、揺り籠から墓場まで、言い換えると、幼稚園、保育園から介護施設に至るまで、中央集権的に省益や既得権を守り、前例、慣例を重んじるシステムには驚いております。
しかし、民主党政権が廃止したひも付き補助金が復活するなど、逆に中央集権と利益政治が取り戻された一方、地方分権改革は掛け声ばかりで具体的な動きは全く見えません。このままでは国も自治体も破綻してしまいます。残された時間は多くはないのです。 総理は、いわゆる三ゲンも含めた地方と国の在り方を具体的に今後どのようにすべきとお考えでしょうか。 また、自民党は一体何を取り戻したかったのでしょうか。
私は行政に関与したのが一九九一年、平成三年ですから、地方行政から始めたんですが、びっくりしたのは、何というんですか、その当時は一生懸命口利き政治、利益政治という、地方議会はそういう時代でもあったし、まあ市の職員でも、全体の市民の奉仕者かというと、例えば何々先生とか何々団体の奉仕者みたいな形にもなっておったんで、これをどうやって打破するのかということで考え付いたのは、行き着いたのは、市の情報公開条例を
まさに冒頭私が申し上げましたように、非常に行政裁量と利益政治に支えられた不透明かつ恣意的な仕事の再配分ということが、国民が大きな政府というふうに感じている一つの要因であるということの一つのあらわれだろうと私は思うんですね。 総理、こういう分析結果についてどのようにお考えになりますか。
それからもう一つ、これは月刊誌に掲載された、北海道大学の二人の教授が調査したものなんでありますけれども、なぜ大きな政府というふうにイメージされているかという問題として、これまで行政裁量と利益政治に支えられた不透明かつ恣意的な仕事の再配分のシステムというのが、やはり大きな政府というようなイメージを与えてしまっているのではないかというふうにも私は思うんです。
これは、実は極めてよくできていました、私は利益政治に対して非常に批判的ですけれども。というのは、経済学のテキストには全く載っていないことですが、不況の時期に公共事業をし、工場を誘致し、そこに道路を通すというやり方は、ちょうど東京から半年、一年おくれで地域に経済が波及するので、実は不思議なビルトインスタビライザーができていたわけです。
国際社会における適切な政治の役割を果たせるような仕組みに変えていこうとか、利益政治や業界政治を打破しながら、国民に対して存在感ある機能を果たす政治を確立していこう、こういう議論がなされてくるのです、まさに自民党さんを中心に起こってくるのですよ。そして、あの選挙制度が変えられて、大きな意味での戦後政治の改革になる。
もう一つ、戦後の日本を含め先進国で目立ったのは、さまざまな職業団体が経済的利益の分配をめぐって政治や行政を動かすというタイプで、専門家の間ではインタレストポリティックス、利益政治と呼ばれているようです。
こういう趣旨で私は、北方領土返還交渉というのは、経済的利益、政治的利益、軍事的利益を求めて行う打算、計算の交渉ではないのだ、これは、日本が戦後世界、これからの世界を築いていく理念というものを国際正義と永続する平和に求めているがゆえに、そのあかしとして日本は、日本一国の利益だけではなく、人類全体の利益のためにかち取ろうとしているものであるというのが、これが私の基本的な立場でございます。