1995-04-26 第132回国会 衆議院 逓信委員会 第9号
今般日本の経済は、財テクの失敗だとかバブルだとか、この前ございました東京二信組の問題であるとか、その時々の利潤目当てで動いてきた結果、いずれも失敗といいますか、そういう感じを強く持つわけでありまして、今回の先物取引等々がそういうことにならないように、やはり全体的な視野、原点に立ち返った視野というものを持っていく点につきまして、私は特に強調を申し上げたいと思います。
今般日本の経済は、財テクの失敗だとかバブルだとか、この前ございました東京二信組の問題であるとか、その時々の利潤目当てで動いてきた結果、いずれも失敗といいますか、そういう感じを強く持つわけでありまして、今回の先物取引等々がそういうことにならないように、やはり全体的な視野、原点に立ち返った視野というものを持っていく点につきまして、私は特に強調を申し上げたいと思います。
僕らは大企業というとすぐ目のかたきにするとよく言われるのですけれども、大企業も、まじめな人がやっていても、システムとしてこれは利潤目当てでしょう。だから、幾ら社長さんがまじめで善意で優しい人でも、利潤目あてのシステムでこれに乗り込んでもうけようとすると、極めて非人間的なことが起こらざるを得ないんです。地価暴騰だってそうですよ。
アジア、アフリカ、ラテンアメリカの発展途上国に対する経済協力も、フィリピンのマルコス政権時代の癒着が証明したように、それらの国々の自主的経済発展に貢献するのではなく、その多くは反動的支配層と癒着した高利潤目当ての新植民地主義的進出に終わっているのが実態です。
それから自治体からも若干の補助金を取るということで、とにかく利潤目当てに肥やしのくみ取りをやるということは、地方自治体の精神からいっても、また一々条文を申し上げませんが、地方自治法からいっても違反だ。こんなことをいつまでお認めになるのですか。行政指導だなんて生ぬるいことを言わないで——地方自治体の責任でしょう。地方住民の肥やしをくみ取るのは、地方自治体固有の事務になっておるはずです。