1972-04-14 第68回国会 参議院 予算委員会 第11号
そうでないと、これは一つの、これからの自然環境保持並びに開発というものの調和の問題、一つの典型的な問題になると思いますので、これがゆるがせにされたまま開発本位の、利水本位の事業になりますと、これは日本全体の問題に影響してくると思いますから、私はその点をお伺いしておきたいのでございます。 私は、ときどき帰りますと、琵琶湖に水鳥が浮かんでいる。ここ数年来そういう景観は見なかった。
そうでないと、これは一つの、これからの自然環境保持並びに開発というものの調和の問題、一つの典型的な問題になると思いますので、これがゆるがせにされたまま開発本位の、利水本位の事業になりますと、これは日本全体の問題に影響してくると思いますから、私はその点をお伺いしておきたいのでございます。 私は、ときどき帰りますと、琵琶湖に水鳥が浮かんでいる。ここ数年来そういう景観は見なかった。
併し現在の我が国の状態はこの河川の荒廃というものが甚だしいので、このまま従来のような利水本位の電源開発でいいのか悪いのかという問題でありまするが、私はむしろ治水というものを根本基礎とした利水でなければならない。
利水本位の治水をするべきではないと私は考えております。先ず治水をしなくてはならない。そうして治水の完璧が期し得られたならば、その次に利水をすべきものである。