2021-04-09 第204回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
そうすると、大戸川ダムの分は川上ダムの治水の、言わば利水容量の治水活用で対応できないでしょうかというのが最初の質問でございます。 朝日政務官、よろしくお願いします。
そうすると、大戸川ダムの分は川上ダムの治水の、言わば利水容量の治水活用で対応できないでしょうかというのが最初の質問でございます。 朝日政務官、よろしくお願いします。
事前放流による利水容量の活用は浸水被害の防止や軽減につながるものと考えており、淀川水系においても、二十五に上るダムについて、昨年五月、利水者等と治水協定を締結をいたしまして運用を開始をいたしました。川上ダムにつきましても、完成後には事前放流に関する治水協定を締結をいたしまして、利水容量を更に活用できるように対応してまいります。
例えば、事前放流で確保した容量を活用して、下流の水位を最も低下させることができるよう、多目的ダムや利水ダムの操作方法の見直しを検討していきたいと考えていますが、その際、多目的ダムの場合は、利水者に積極的に御協力いただけるよう、洪水調節によって利水容量以上にたまった水を洪水後に放流するときに、できる限り有効に発電に活用するなど、ダムの運用改善の検討も進めてまいります。
これは元々多目的ダムで、利水容量がある部分が残り九百八十七あって、その利水容量の中から、気象予測を見て最大三日前から放流可能な量がこの九百八十七・六ですので、この量の大きさは、ダムにある利水容量の大きさの中で、気象予測に基づいて最大可能な量が定められております。
事前放流による利水容量の活用は、河川水位を下げる効果があり、浸水被害の防止や軽減につながるものと考えております。一方で、事前放流で確保した空き容量を最大限有効に活用するためには、ダムの操作方法を変更することで更なる効果が期待ができます。
○政府参考人(井上智夫君) 先ほど朝日政務官がお答えしたとおり、この木津川のダム群の利水容量を活用するということ、これについては、操作の方法を見直さないといけないので、実際どの程度効くのかがはっきりしておりません。 それから、気象予測ということに依存している事前放流になっておりますので、この大戸川ダムの効果と簡単に比較するということはできないというふうに考えているところでございます。
しかし、調節池中央に位置する彩湖の利水容量七百六十万立方メートルに関しては、事前放流を一切行っておりませんでした。 昨年十一月の予算委員会で、私がこの点を指摘いたしまして、今後は事前放流を実現するように要望いたしました。そして、翌十二月、関係自治体との協議が調い、ついに現行設備で対応可能な最大量である二百五十九万立方メートルの事前放流が可能となり、防災対策が大きく前進をいたしました。
一方、利水ダムが事前放流を実施するには、事前放流に使用した利水容量が従前と同様に回復しない場合の損失リスクや、放流設備が小規模であるために十分に事前放流が行えないというような課題がございます。
ただ、この事前放流は、御指摘のように、利水者の協力が必要でございまして、一昨日、十一月二十六日でございますけれども、関係省庁による既存ダムの洪水調節機能強化に向けた検討会議の第一回会議が開催されておりまして、既存ダムについて運用を検証した上で、ダムの洪水調節機能の早期強化に向けて、利水容量を洪水調節に利用できるように水系ごとに行程表を作成して、それを進めていこうという取組が行われているわけでございます
こうした点も踏まえまして、電力の安定供給確保の観点からの配慮もなされることが必要であること、また、発電事業や工業用水等の利水において、利水容量の減少に伴う経済的損失が生じた場合に適切な損失補填が行われることへの留意等は必要であるというふうに考えているところであります。
事前放流については、利水容量の一部を洪水前に放流するものであるため、利水者の御理解と御協力が必要であり、台風等の通過後も貯水位が回復しないおそれがあることなどが、利水者との合意を得る上での課題となっているところでございます。また、ダムによっては施設の改良が必要となるものもあります。
後藤委員御指摘の利水容量の一部を事前に放流する措置は、その後に十分な水量が回復しないといったリスクを抱えているところもあります。水道の安定供給にも影響を及ぼしかねないものと認識をいたしております。
ダムの事前放流については、利水者の協力の下、利水容量の一部を事前に放流し、一時的に洪水調節容量を確保する操作でございます。このように、降雨が予想される場合には、ダムにおいてできる限り水位を下げ、洪水を調節するための容量を確保していくことは有効な手段であり、国土交通省といたしましても、事前放流の取組を推進しているところでございます。
そして、洪水期に入った場合には、洪水で雨量が大量に流れ込んでくる可能性があるために、この二千五百万立米、洪水期利水容量としてここまではためておくけれども、残り六千五百万立米は、その洪水期の雨量をため込む容量としてあけているというような状況でありました。 局長、この十九号の襲来の直前の八ツ場ダムの稼働状況と貯水量、これを端的にお答えください。
すなわち、この二千五百万立米の利水容量というのは調整可能なんです。しかし、利水で必要ですから。河川の枯渇や、あるいはさまざまな利水で使うわけでして、これら農業、工業、こうした河川の枯渇に対応のこの水をためておかないと、これも困るわけですね。 したがって、台風襲来というのを予測をしますから、恐らくこの容量は調整して減らすんでしょう。
八ツ場ダムは、利根川水系の洪水調節、首都圏の利水等を担う多目的ダムでありまして、洪水期における計画上の容量は、洪水調節容量が六千五百万立方メートル、水道等の利水容量が二千五百万立方メートル、堆砂容量が一千七百五十万立方メートル、合計一億七百五十万立方メートルでございます。
しかし、以前から、利水容量の一部を事前放流にも活用できるようにし、治水のための容量を六百万トンまで増やすことが検討され、七月豪雨でもそのような対応が取られました。 治水容量六百万トンを前提とし、大洪水に対応する操作規則で早い段階から放流量を増やしていればピーク時の放流量を減らせたのではないかと、こういう指摘がされておりますが、いかがですか。
この取りまとめにおきましては、住民の避難行動につながるよう、ダムの放流情報の改善、利水容量の活用などのダムの更なる有効活用などの課題が示されております。 これらの課題を真摯に受け止め、具体的な取組を推進していくことが重要であると認識をしております。
また、ダムからの放流につきましては、利水者等との調整など制約条件はありますが、例えば岡山県の苫田ダム等におきましては、これまでも、地元の知事さんからの要請によりまして、利水容量を活用した放流の実施を検討いたしまして、関係利水者の了解を得た上で、可能な範囲で対応してきたところでございます。
また、他の既存ダムを最大限活用した対策といたしましては、降雨予測等の精度向上を踏まえまして、洪水発生前に利水容量の一部を事前に放流いたしまして洪水調節のための容量として活用するなど、ダムを柔軟に運用する手法も導入してきているところでございます。
それぞれ治水容量と利水容量が定められているわけでありますが、洪水を予防するために、日本のダムは水を半分ぐらいしかためていないという状況にあるのは御存じだと思います。そして、その基準は特定多目的ダム法に規定されておりまして、昭和三十二年、今から五十九年前に制定されて以来、この法律は一度も改正されていない状況である。
ということで、この下のところをごらんいただきたいのですが、ここに治水容量、利水容量という線が書いてあります。点線が治水容量、実線が利水容量。しかし、現実的には、この三角印のところまで安全のために二十メートルから三十メートル下げている、こういう状況でございまして、この空きスペースを容量と呼んでいるわけでございます。
国土交通省が所管しております多目的ダムには、一般的に洪水調節容量、利水容量及び堆砂容量を確保しております。ダムができれば土砂が堆積することは避けられないことから、堆砂容量として原則として百年間で堆積すると見込まれる容量を確保しております。さらに、土砂が洪水調節容量の部分にも堆積する場合があることから、洪水調節容量は一般的に二割程度余裕を見込んでいます。
○うえの大臣政務官 国土交通省が所管をいたしますダム、多目的ダムにつきましては、一般的に、洪水調節容量、利水容量、そして堆砂容量を確保しているところでございます。 堆砂容量につきましては、原則、百年間で堆積すると見込まれる容量を確保しております。
○吉川沙織君 長安口ダムというのは、国交省所管の全国のダム五百以上ありますが、全国で唯一、洪水調節容量と利水容量が全く同一の珍しい造りのダムとなっているようでございます。
そうすると、利水容量が余りますから剰余利水、そしてこちらの方では治水の容量を全て発電に使うと五〇%ができるというんですよ。それはもう治水容量も利水容量もそんなに使えるものじゃないと。じゃ、どうするかだと。既設ダムの再開発するんですよ、かさ上げすることだって日本の技術ではできるんですよ。かさ上げすることによって、発電量を二〇%、三〇%へ持っていくと。
夏場、渇水が来るのはほとんど夏場ですけれども、これはちょうど洪水調節期に当たりますので、八ツ場ダムは水位をぐんと落として、夏場の利水容量が二千五百万立方メートルしかありません。 次の十二ページをごらんください。利根川水系においては、国の関係で十一のダムがあります。その夏期の利水容量を合計しますと、約四億四千万トン強あります。
ただ、現在、洪水期、洪水調節容量というのがあります、六千五百万トンですか、それを全部利水容量にすべきだというぐあいに考えております。 としますと、渇水のとき以外はずっとダム湖に水があります、常態として水があるという状況になっております。としますと、まずは、その周辺の環境整備にとって非常にプラスになるだろうというぐあいに考えております。
それから、御質問のあった、八ツ場ダムがなければどうするかということで、八ツ場ダムそのものは、先ほどお話ししたように、渇水というのはほとんど夏場に来るわけですよ、そのときの、夏期の利水容量は二千五百万立方メートルしかないんですよ。利根川水系ダム、国の関係ダムで十一ダムありますけれども、その合計の夏期の利水容量は四億四千万トン強です。八ツ場ダムができても五%しかふえないということです。
○大河原雅子君 これはやはり利水者、水道事業者がダムに参加するときに、利水容量を決めるときの水需要の予測ですとか非常に大事なところにかかわる問題です。ですから、この補助金を出すときに、補助金を出し続けるかどうかという再評価ということもやっておられるんですが、その点について、じゃ参考人からお聞きしていいですか。