1983-03-04 第98回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
○小野(重)政府委員 雨水の所管の前に、水自体の全体の所管関係というのが、これはもう十分御案内のことだと思いますけれども、たとえば治水は建設省、利水ということになるとそれぞれの利水官庁というようなことになるわけでございますが、雨水もいろいろな水の源泉ではありますが、雨水自体についてたとえばどういう問題があるか、それが治水上の観点といいましても、都市地域では下水の問題にもなるかもしれませんし、その辺は
○小野(重)政府委員 雨水の所管の前に、水自体の全体の所管関係というのが、これはもう十分御案内のことだと思いますけれども、たとえば治水は建設省、利水ということになるとそれぞれの利水官庁というようなことになるわけでございますが、雨水もいろいろな水の源泉ではありますが、雨水自体についてたとえばどういう問題があるか、それが治水上の観点といいましても、都市地域では下水の問題にもなるかもしれませんし、その辺は
これ以外の河川につきましては、従来のやり方と同じように、それぞれ開発の目的によりまして、たとえば治水であれば建設大臣とか、あるいは利水の場合にはそれぞれ利水官庁がございますが、そういったところにおいて計画をつくるということでやっておるわけでございます。 その場合において、利用目的間に意見の相違ができて総合的な開発が進みにくいという場合もございます。
御議論はあるかとも存じますが、河川工事そのものを利水官庁の協議が得られない限りやれないということにいたすかどうか、この点は問題点であろうかと存じまして、一応今回は私どもそういう立場に立った次第でございます。
利水官庁でありますと、自分の田に水を引くという我田引水の気分が、自分の職務を愛する上からいえば起こりがちでありますが、建設省はほんとうに災害の防除と、水資源を開発して水をどう造成するかという公平な立場に立っておるわけでございますから、この意味からいいましても、私は建設省が中心になって、利用者の意見も大いに総合して、拝聴し取り入れて、それが総合的に利用される角度で進むべきものであるという実は考え方を持
また利水官庁といたしましては、ただいま申し上げましたように、通産省にせよ、厚生省にせよ、あるいは農林省の昔からの水利権争いというのは主として農業用水の問題あるいは漁業関係、こういうことでございますから、そういう利水関係と、それから治水をやりますわれわれの方との関係、こういうものをどう結びつけていくかということが非常にむずかしい問題でございますので、なかなか意見の統一した名案が固まってこないというのが
そこでそういう調整をどういうふうにしたらいいか、極端に言いますれば、利水官庁がそういう水利処分の許可をした方がいいのか、あるいは河川管理官庁つまり治水官庁でまとめてやった方がいいのか、あるいはその間の調整機関が要るかどうか、これは御承知のように水制度部会等でもかなり議論がありましてやったわけでありますが、まだ統一した結論になっておりません。