1980-04-10 第91回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
○市川委員 実績割り当てだけをやっておりますと、結局、こういう利権物資の場合は、新規参入をそういう意味でシャットアウトしているわけですから、競争が起きないわけですね。そういう弊害が生まれてくると思うのです。そういう弊害に対して、やはり何らかの是正策を持たなければならないと思うのです。実績で割り当てをする。実績で割り当てたら四十五社になった。
○市川委員 実績割り当てだけをやっておりますと、結局、こういう利権物資の場合は、新規参入をそういう意味でシャットアウトしているわけですから、競争が起きないわけですね。そういう弊害が生まれてくると思うのです。そういう弊害に対して、やはり何らかの是正策を持たなければならないと思うのです。実績で割り当てをする。実績で割り当てたら四十五社になった。
本来この小豆、インゲンというのは利権物資だということは通産省も農林省も百も御承知だと思うのですよ。だからこそIQに指定されて、しかも二〇%の課徴金をお取りになっていらっしゃるわけですから、こういう運用面でもっと価格安定という目的にかなうようなしっかりしたチェックをなさればいい。それをこれからなさいますか。通産省にまずお伺いしたい。どうですか。
課徴金を、利権物資だから、もうかり過ぎるから少し取ってやろうじゃないかという、そういう意味の課徴金を二〇%商社から巻き上げる。これを確かに受け取りました、払いましたという確認書を財団法人、略して雑豆協会が商社に渡す。商社はその確認書を添えて通産省に持っていきませんと、外貨割り当ての内示額の割り当て額がもらえない、こういう仕組みになっている。
利権物資で、四十五社の商社しか輸入してはいけませんよ、外貨割り当てですよ。それだけ特権を与えていらっしゃるんだから、そこから先を野放しになさらなければいいのですよ。チェックすればいい。 いつ入れるのか。
チルドビーフについては、需要が強いために利権物資化しているというのが大方の見方でございます。
「プレミアムがついたり、こういったいろいろな議論がありまして、利権物資化しているのじゃないか、それはおかしいじゃないかという厳しい御批判があったことは事実でありますし、私どももそれは認識しております。」と。認識しているというのは認めたことじゃないんですか。
○馬場(猪)委員 この間大場局長も、利権物資化しておるんだ、プレミアがついているとか横流しがあるとかいうことで非常に遺憾だ、だからそういう批判については十分認識しているのだと言われているわけでしょう。局全体でそういう認識はないのですか。局長はそういう認識をしているけれども、課長はそういう認識がないのですか。
しかし、余りにその格差というものがひどい場合には、これはやはり一物二価という原則は働きませんから、プライベートなセクターで利権物資として利ざやがかせがれてしまうということにもなりかねません。また、そういう批判も非常に強いわけであります。そういう意味で、それは調整金の改定という措置をとるという形もあるわけであります。
そういう意味で、チルドを利権物資化している、特定の者だけが利益を受けているという批判が出てきて、それを放置するのはおかしいではないか、やはりそういったものを放置しておくことは社会的公正に反する、使い道はまた別途考えることにして、やはり取るべきものは取るべきだ、そういう御議論がこの八月、九月時点において非常に強かったわけであります。
チルド牛肉が不当に利権物資化する、こういう批判も出てきているわけでありまして、やはり取るべきものはきちんと取れ、こういう御議論も世論としてかなり強かったわけであります。
必ずしも末端の消費者のところまで行かないで途中で吸われたり、あるいは横流しされたり、プレミアムがついたり、こういったいろいろな議論がありまして、利権物資化しているのじゃないか、それはおかしいじゃないかという厳しい御批判があったことは事実でありますし、私どももそれは認識しております。
だから、これはいわば安定的な利権物資であるということが商社の中で言われておるんですね。問題はそこにあるんです、私の申し上げたいのは。昨年の外麦輸入量は七百五十万トンでありますか、これを突破しておりますね。さらに拡大をする見通しだと。
そういう点は、いわばIQ物資としての利権物資的な性格をもたらす可能性があるのではないか。そういう点で私は、ある程度の課徴金と申しますか、調整金というものは徴収するほうが正義に合うんだという感じを持っております。ただし、それが末端の消費者に反映せしめないような機構をそこにどう仕組めるかというような点が、一つ問題であろうかと思っております。