2016-02-24 第190回国会 衆議院 総務委員会 第4号
その四十八年におきまして、それ以前の、これは二十四年に利根川改修改訂計画で、いわゆる河道、川でもつ洪水の流下能力、計画高水流量を、当時は毎秒四千立米としておったのを、これは石井という地点ですので今回の決壊場所ではございませんけれども、その石井という場所で見ますと、昭和四十八年に、計画高水流量六千二百立米・パー・セカンドということで、要するに、より多くの洪水を流せるようにしなくてはいけないという計画の
その四十八年におきまして、それ以前の、これは二十四年に利根川改修改訂計画で、いわゆる河道、川でもつ洪水の流下能力、計画高水流量を、当時は毎秒四千立米としておったのを、これは石井という地点ですので今回の決壊場所ではございませんけれども、その石井という場所で見ますと、昭和四十八年に、計画高水流量六千二百立米・パー・セカンドということで、要するに、より多くの洪水を流せるようにしなくてはいけないという計画の
したがってこの昭和二十四年に「利根川改修改訂計画」というものが策定をされて、そのときには八斗島における高水量は一万七千トン・パー・セコンドに改めざるを得なかった、こういうことなんですね。
現にあらゆる河川もそうですが、利根川におきましても建設省が計画しておりますその案は利根川改修改訂計画として二十四年二月に発表されております。その費額は本川の改修費だけで七百六十五億円、その他治山費は約五百十二億円、合せますと、一千二百億円にも達しておるのであります。これに対する予算は昨年度は六億数千万円、今年は十二億……大体十億程度でございますから、百年ばかりかかるわけであります。
次に小貝川視察の途次、田中遊水池を見て参りましたので簡單につけ加えますが、田中遊水池は小貝川合流点の上に当るのでありますが、利根川改修改訂計画では、ここで毎秒二千立米調節することになつております。ところが終戰後食糧増産の見地より、八キロに及ぶ囲堤を築造し、しかもこの堤防は利根本堤よりわずか一・五メートルだけ低いのであります。その上流に五百メートルの溢流部を設け、最下流に水門を築造しております。