2004-04-12 第159回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
東京都の水ですね、利根川導水路事業でありまして、この首都圏の水需要の大変に急激な増加にこたえるためにできたものでありますけれども、この一日取水量は五十一億二千三百二十八・七リットルであります。このパハン・セランゴール導水事業は毎日二十三億リットルの水を導水するということですから、この利根大堰で毎日取水している量の四五%ほど毎日流す計算になります。
東京都の水ですね、利根川導水路事業でありまして、この首都圏の水需要の大変に急激な増加にこたえるためにできたものでありますけれども、この一日取水量は五十一億二千三百二十八・七リットルであります。このパハン・セランゴール導水事業は毎日二十三億リットルの水を導水するということですから、この利根大堰で毎日取水している量の四五%ほど毎日流す計算になります。
そこで、利根川導水だとか那珂川導水だとかいろいろ努力はしているのはよくわかりますが、そこで一番問題になっているのは、逆水門の周辺に行くと、これを上げると塩分が入ってきて水田がだめになる、しかし市民の立場からすれば、あれが閉まっていることが問題だと言って、ずっとやってきた。 この問題について、どっちがいいとか悪いとかではなくて、よく話を聞いてみると、お互いに話が十分にできていない。
幸い利根川導水がありましたから何とかまかない切ったわけでありますけれども、これは全く国民の感情として、あまりに安易に考えていると気持ちがするわけなんです。なぜかと申しますと、一時雨降ればということなんです。一雨降ればいままでの苦しみがすぐ解消するということなんです。しかしそれだけで、政治というものは、行政というものは待っているわけにはまいらないわけです。
そういう水不足のためにいろいろな工がなされておりますが、先ほど新沢参考人が述べられましたように、たとえば東京の利根川導水工事をとってみても、五十トンもある導水路で引いてくる水のうちの約一〇%、五トンをポンプアップしてそれを直接浄水場に入れて使わなければ他に転用する方法がない、これを村山、山口貯水池に入れて使えばもっとよけい使えるんだろうというような御意見を述べられましたが、まさにそのとおりでありまして