1954-11-24 第19回国会 衆議院 大蔵委員会 第80号
それは別口外貨貸付制度がありましたときにも、よくその問題が出たのであります。それからよくあまりたくさん出て参りますと、過剰設備問題が起ります。それにつきましても常に批判的であることは事実でございます。それから新聞記事なんかに出ておりました中で、輸出を急速に伸ばすについてもいろいろな施策を行いましても、相手方のある仕事であるからなかなかこれは思うようにいかない。
それは別口外貨貸付制度がありましたときにも、よくその問題が出たのであります。それからよくあまりたくさん出て参りますと、過剰設備問題が起ります。それにつきましても常に批判的であることは事実でございます。それから新聞記事なんかに出ておりました中で、輸出を急速に伸ばすについてもいろいろな施策を行いましても、相手方のある仕事であるからなかなかこれは思うようにいかない。
それからこれもやはり輸入に関係いたしまするが、日本銀行で行なつて参りましたいわゆる別口外貨貸付の制度、これは緊要な輸入物資に対して特に外貨貸付の制度を日銀をして行わしめて参つたのでありますが、この制度についての改正を一回、今年に入りましてからこの別口外貨貸付制度というものを全廃いたすということにいたしたのであります。
そこでそれらの原料を輸入しますについて、従来日銀の別口外貨貸付制度というのがございまして、長いときは十二箇月、五分の金利で日銀保有のドルを貸していただいておつたわけです。そのおかげをもつて国内の円資金の金融が非常に緩和されていたわけであります。
ところが輸入資金というものは、御承知のように三月から別口外貨貸付制度を廃止された、それから輸入決済手形の期間の短縮、いわゆる優遇ということを廃止するということに日本銀行、政府で方針をきめられたわけでありまして、実は市中銀行が日本銀行にいわゆるオーバー・ローンとして借入れをしております三千何百億——一時は四千億を上まわりましたが、その三分の一程度は輸入資金なのでございます。
言換えますと、原材料と設備、機械両面に亘りまして別口外貨貸付制度が行われております。
次に輸出の減少は、ポンド地域及びオープン・アカウント諸国の輸入制限に主として基因し、かかる地域への輸出の増進は、わが国のかかる諸国よりの輸入を促進することによつて、初めてなし得ると認められますので、別口外貨貸付制度の拡充、スイッチ・トレードの利用、食糧、鉱産品買付の長期契約化、その他協定貿易上の大幅なクレジットの供与等、諸般の輸入促進の措置を講じて、長期かつ拡大した規模において貿易の拡大均衡をはかりたいと
次に輸出の減少はボンド地域及びオープン・アカウント諸国の輸入制限に主として基因し、かかる地域への輸出の増進は我が国のかかる諸国よりの輸入を促進することによつて初めてなし得ると認められまするので、別口外貨貸付制度の拡充スウィツチ・トレードの利用、食糧、鉱産品買付の長期契約化、その他協定貿易上の大巾なクレジツトの供与等、緒般の輸入促進の措置を講じて長期且つ拡大した規模において貿易の拡大均衡を図りたいと存
本年に入りましてから外貨を有効に活用しようという政策の一環といたしまして、別口外貨貸付制度ということを拡充いたしまして、これに応じまして日本銀行の外国為替貸付勘定というものは又逐次殖えて参つております。昨年の十月末におきましては四百七十億程度というものが本年の四月におきましては六百十九億、ここまで参つております。それが最近の数字では九百億余りという数字に増加いたして参つております。