1947-08-14 第1回国会 衆議院 本会議 第24号
一例を申し上げてみますならば、かつて運輸省が水戸、土浦間の列車運轉において実験されたところによると、五千八百カロリーの石炭を使用した場合には、その消費量は一トン二百キロでよかつたものが、この石炭より千五百カロリー少い四千三百カロリーの石炭を使用したところ、その消費量は二・六倍の三トン百キロという多量の石炭を要したということであります。
一例を申し上げてみますならば、かつて運輸省が水戸、土浦間の列車運轉において実験されたところによると、五千八百カロリーの石炭を使用した場合には、その消費量は一トン二百キロでよかつたものが、この石炭より千五百カロリー少い四千三百カロリーの石炭を使用したところ、その消費量は二・六倍の三トン百キロという多量の石炭を要したということであります。
一の關町三千戸のうち浸水家屋午後四時半現在一千五十戸と報ぜられ、さらに平泉前澤間及び平泉山ノ目間の列車運転中止、平泉國道路面上で浸水十尺に及ぶほどでありまして、橋梁等の流失算なしという状況でありました。以上のほか一の關町の食料缺缺配の折柄、罹災者の救援に食料の炊出しに町役場、警察、消防等総動員で雑踏を極める状況でありました。
總括的に最初に申上げますが、その割當てます場合に、北海道だけが、それでは要請に對して強く査定しておるかと申しますと、決してそういうことではございませんで、勿論石炭等に對しましては、輸送要請に對しては百%輸送を確保する計畫を立てて、又實績につきましても、輸送上の例えば貨車不足とか、列車の不足とかそういう理由によつて送り不足をするというような事態は今まで一度もございませんでした。
といたしまして非常に苦しいことは、先程申しました木材の問題、或いは今後出て參りますところの種馬鈴薯の問題、それからビートの問題、その他そういつたものが……紙、パルプ等の問題が競合してまいりますので、その點につきまして非常に心配をいたしておるのでございますが、この絶對の枠を殖やしますには、どうしても現在の我我の持つ輸送力では足りないのでございまして、現在では貨車を殖やす、或いは更に輸送力というものについて、貨物列車
殊に石炭の消費量から申し上げますと、旅客列車よりは貨物列車の方がはるかに石炭を消費いたします。從いまして輸送量の多い所は最も鐵道經營の觀點からも經濟的である、かように考えて申し上げた次第であります。
車輛も客車は二千二、三百輛燒失し、また特殊の輸送車千輛近くが特別管理になつておりまして、現在八千輛足らずの車を運用しておりますが、これでも石炭が十分に與えられれば昔の五〇%サービス——五〇%サービスと申しますと、全列車平均いたしまして朝のラツシユのときから終列車の一番ひまなときまで平均して五〇%の乗車効率でございます。
東京・下關間彈丸列車の計畫の復活ということにつきまして、かなり世上の議論になつたことがございますが、私どもは戰爭遂行の問題に關連しまして、昭和十二年に鐵道幹線廣軌の問題が具體的に取上げられ、そうしてその後國力これに伴わずして、遂に中絶をして今日に至つたのであります。
これは第一の問題としてはもちろん列車囘數を殖やし、構内の作業を敏活にしていく。そうして途中の輸送期間を短くするということが根本でございますが、それと相竝んで大きな問題は、小運送の問題でございます。著いた貨車の荷捌きを早くする、そして早く空にして戻すということでございます。そのほかに先ほど御指摘になりましたような急な操車をいたします場合には、何としても通信が非常に必要でございます。
今囘の貿易使節團につきましても、おおむね進駐軍の專用列車によつて旅行されるというのが原則になつておるようでございます。ただ支線等を個々に旅行される場合には極力優秀車をつけて接遇しなければならぬと考えておるのでありますが、交通の點につきましては、なかなか困難でありますが、實は觀光事業への準備とも考えまして、本年度多少優秀者を新造いたしますことを計畫に入れている次第であります。
まず一、水は低きに流れ、物は高きに流れるというのは原則でありまするから、生産者の出荷意欲の昂揚により、出廻りは必ず増加すること、二、消費者側への絶対量が増加すること、三、闇がなくなつて個人的の闇輸送がなくなり、トラツクや列車などによつて大量輸送が増加いたしまして、人力の浪費が軽減せられ、コストが著しく下がると共に、時間的には新鮮度を増すことになるのであります。
これも非常に質が悪くなつてまいりまして、たとえば、旅客列車においては七千カロリー以上の石炭を使つておつたものが、現在は五千カロリーそこそこといつた石炭になつてまいつております。その點において非常に大きな差が出てまいつております。しかし、これはさらに粉炭處理をいたしますとか、あるいはたき方の研究を積みますとか、その他あらゆる方策をとりまして石炭の節減をはかりたい。
将來平和になりまするならば、パリを発したところの國際列車は、日本内地に入りますときに、實にコンフアタブルの旅行ができるというところに、日本の鐵道を考えていかなければならない。それから日本に留まつた人たちにまず住みいい日本親しみのある日本としてのホテルの施設、こういつた内部的な企業面の政策は、文化教育面と併行した施設を、ここに考えていかなければならないと考えておるのであります。
殊に最近の輸送關係の面を見ましても、各列車とも、あるは各貨車とも、常に滿員の列車を運轉しておりながら、その上サービスはまつたく昔とは比較にならないような状態にありますので、鐵道に對しまして、それほど深い認識のない國民は、あるいは巷間傳えるとごとく人員が過剰であると考える、あるいはまた特に鐵道、全遞に對しましては優遇いたしまして、特別加配米等もやるというような、いろいろその優遇面におきましては、十分とはいかなくても
あるいは、あの混み合う殺人列車に乗る苦しみ、またいろいろな官憲からにらまれて、ときによつては、そのせつかく苦労して買つてきた食糧を取上げられるところの危險、またときには何年かの懲役を食わなければならぬ危險、あらゆる危險の負担が今のやみ相場の値段に含まれているということをわれわれは知らなければならないのでございます。
殊に例をとりますと、これは聞いた話で、よく本省で調査してもらいたいと思いますが、急行列車を北海道内に増發したその關係で、機關士が足りない。この機關士を別の機關區からまわそうとした際に、その半分ぐらいの者は、食糧問題のためにまわることを拒んでおるというような状態で、ようやく半數を配置轉換と言いますか、臨時的な措置によつて動かしたことによつて、函館、旭川の急行が辛うじて動いたということであります。
それからまた所によりますと、一日に二本も三本も指定列車というのがありまして、それは指定券がなければ乗車できない。私どものように次から次に旅行する者は前もつて指定券をもらうことができませんので、そういう點非常に不便を感ずる方面があります。全國的ではないが、鐵道の方に尋ねてみますと、いやそういうことはないことにしておるからと、こういうお話もあるのであります。
旅行證明及び指定券の問題でございまするが、御承知の通りに列車の増強をいたしまするとともに、急行を除きまするものについては、できるだけ行列を解消して、窓口は自由にいたしたいというのでございまするから、この點については、各局に對する通牒の徹底を缺いておる點でございますならば、十分に業務當局に命じまして、徹底をいたさせまして、御趣旨のようなことはないようにいたしたいと思います。
随時お乗りを願つていいのでありまするが、この前の列車の強化のときに、私も一應車中でそういうようなことの話を受けまして、その後に交渉いたしまして、そういうことのないようにいたしたようなことがございます。これは小笠原委員のお説のごとくに、指定券等は要しませんから、随時御乗車をお願いいたしとうございます。
それから切符を賣りますのにも、從來ならば印刷をしまして、硬い紙質の、手のかからないものでやりましたが、このごろでは、紙質がが弱りましたから、一々書いてこれをお客さんに渡しますが、そういうようなこと、及び車掌が從來一人で済んでおつた列車に対しましても、今日の状態では、御想像の通り一人や二人ではいきません。
とかく自動車に乘つている人は、あの殺人的な列車や電車の混雜の中で苦労している人のその氣持は分りません。月千円や二千円の賃金で一家を支えて行く労働者の気持は、一片の机上案では到底事態の解決はできんと存じます。政治はあまねく一家を守る主婦の竈に直結せねばならんと存じます。
旅客の方につきましても、東京鐵道局のごときは、急行列車、あるいは青凾連絡船等を除きましては、現在のところ切符も自由に發賣をする方向に急速に進めておるような次第でございます。
從つて先般事故を起した箇所のごときも、三十七キロの箇所でありまして、惡天候による地盤等のゆるみも若干ありましたが、續いて三本長大列車が運轉せられたために、ほとんどめつたに起つたことのないような惰行運轉が起るというようなことであつたのであります。
例えばコップ一杯の水銀の原子核の破壊力というものは、ニューヨークからサンフランシスコまで、アメリカ大陸の東部海岸から西部海岸まで列車を数十回往復さすことができるところの力を持つているということも、外國の雑誌が書いているのを私は見たのであります。
昨日正午頃山陽線の下松と光の間に列車事故がございまして、機関車が脱線、続いて客車が三輌ほど脱線いたしまして、十三名の死者と五十名の重軽傷者を出しております。誠に私共当局者といたしまして、國民の前に申訳ない事態が起りましたことを皆様の前に御報告申し上げますが、その原因につきましては今調査中でございまして、はつきりいたしません。