2010-04-20 第174回国会 衆議院 法務委員会 第8号
医療ミスが起こった、過誤が起こった、これまで家族の方々の心情から刑事介入は余儀なくされてまいりました。御家族あるいは患者さんの皆さんが警察に行くと、やはり警察は必ず捜査をしなければいけない。業務上過失があるのではないかということで、医師そして看護師の皆さんが、当然被疑者として逮捕されることも多くあります。
医療ミスが起こった、過誤が起こった、これまで家族の方々の心情から刑事介入は余儀なくされてまいりました。御家族あるいは患者さんの皆さんが警察に行くと、やはり警察は必ず捜査をしなければいけない。業務上過失があるのではないかということで、医師そして看護師の皆さんが、当然被疑者として逮捕されることも多くあります。
ただ、この種の暴力事犯というか、今度の新法が対象としようとしている刑事介入というのは、もうさまざまなケースがあると思うのですよ。恐らく、何かそういうことがあれば、仕返しが怖くて何も言わない、そしてそれが繰り返しをされてくる、泣き寝入りになる。ですから、数字に出ていない実際の被害額というのは大変だと思うのですね。
私は、遅くともこのときぐらいに刑事介入してやったならば、排水はとめられたのじゃないか、このような悲惨な水俣病は起こらなかったのじゃないか、こういうことを思われて残念でならないのですけれども、このときにも全然警察、検察の介入は行われておりません。 それから、また五、六年たちまして四十三年に、ようやく政府が公害の認定をいたしました。
昭和三十一年、このときに刑事介入はできなかったのですか。どうですか。