2021-04-14 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
さらに、そのコアボーリングの結果、破砕帯の存在により、先進掘削時に多くのトンネル湧水が想定される範囲におきましては、先進坑の掘削がその範囲に近づいた時点でトンネル掘削工事を一時中断し、トンネル周辺や切り羽前方に対し薬液注入を行い、トンネル湧水を低減する、そういう非常にきめ細かい対策を今検討しているところ、予定しているところでございます。
さらに、そのコアボーリングの結果、破砕帯の存在により、先進掘削時に多くのトンネル湧水が想定される範囲におきましては、先進坑の掘削がその範囲に近づいた時点でトンネル掘削工事を一時中断し、トンネル周辺や切り羽前方に対し薬液注入を行い、トンネル湧水を低減する、そういう非常にきめ細かい対策を今検討しているところ、予定しているところでございます。
例えば、計画段階のボーリングの位置、柱状図、事故発生後のボーリングの位置だとか柱状図、あるいはその切り羽の観察記録だとか、こういったものは常識的に必要だというふうに、こう言われております。 資料の方にも付けましたけれども、例えば、過去の同様の崩落事故に関わって資料は出されております。
どういうことを書いてあるかといいますと、破砕帯にぶち当たってほとんど進まない、一秒間に六百リットルも水が出る、そういう中で、切り羽という一番最前線のところに社長が足を運ぶ、そのときにこう言っているんですよ。社長、余り奥まで行くと、いつ崩れるかもわかりませんよと。社長は、危ないって、君、みんなそこで仕事をしてくれているじゃないか、仕事を言いつけた僕が行かないという法はないよと。
陥没事故が発生いたしました昨年十一月八日当日の経緯につきましては、福岡市交通局によりますと、午前四時二十五分ごろ、トンネルの掘削中に、連続的な肌落ち、切り羽部分の岩盤が剥がれ落ちることでございますが、それが発生いたしました。 四時五十分ごろ、切り羽の天端から異常出水が発生いたしました。
その上で、こうした濃度測定というものを、切り羽の近くでそれぞれ測定をするといったようなことなども過去に幾つか検討はされてきております。しかし問題は、安全上のことがございまして、実はこの測定者の安全上の問題が一つの大きな障害にもなって、こうしたことをどこまで行政で規制していくかという点についてさまざまな議論があった上で今日の段階に至っている、こういうことでございます。
切り羽の五十メートル後方で測定器を使って、そこでその粉じんの濃度を計測する、それで本当に切り羽の、十メートル、二十メートル、三十メートル、現場の最先端でやっておられるところのそういう人たちの粉じん対策に十分なものであるということが言えるでしょうか。私はこれに大変な疑問を持っております。どうでしょうか。これは実証されているというふうに言い切れますか。
このこと自体が原告団が求めている切り羽での測定とはかけ離れたものなんですね。換気を目的としているということと、切り羽から五十メートルも離れているということで、全然違うわけですけれども、少なくとも、このガイドラインが、例えば測定の記録をチェックしたり、改善を指導できる仕組みがあるでしょうか。
先ほど、切り羽は危ないからというふうなお話も少しありましたけれども、ここに、長野県がトンネル工事における粉じん対策を検討するに当たってのモデル事業として取り組んだ資料がございます。この中で、五カ月の間、十一回にわたって粉じん濃度測定を行っております。切り羽から五十メートルのところでは、確かに、国の基準である一立方メートル当たり三ミリグラムに対して一ミリグラム以下である。
○青木政府参考人 今委員がお触れになりました報告書でございますけれども、この報告書の中におきましても、トンネル工事現場においては大型重機の間を縫っての測定が不可能な場合もある、あるいは、切り羽付近は安全上の観点から部外者立入禁止区域ということになっていまして、測定者の安全確保が確実でない、そういった問題があるというようなこともあるわけでございます。
そういう意味では、そういったものを作業者が装着しなければいけないということでありますので、切り羽付近で測定しようとすると、そういった個人サンプラーを装着した作業者の切り羽での作業を妨げることになりますし、むしろ作業者の十分な安全確保を図るということからしますと、これはちょっとなかなか難しいということで、このお話のありましたガイドラインでもそういった取扱いをするということにいたしているわけでございます
それは切り羽は前進していくでしょう。ですけれども、そこに働いている労働者に装着させて測れば濃度を測定できるんですから、それを測るというのは私、当たり前だと思うんですよね。 今、切り羽から坑口に向けて五十メートルのところでは測定をしているとおっしゃいました。ですけれども、これは現場で伺いますと、換気の装置のための風管の出口のこれ後ろで測っているわけですね。
今お話ありました濃度測定ということでございますが、一般的に粉じん濃度の測定は粉じんの発生を抑制するためにその前段として重要なものであると思っておりますけれども、切り羽につきましては、重機による掘削作業をやりますし、掘削した土砂を搬出したりする作業が行われているというような状況でございます。また、切り羽はずんずん前に進んでいくということで、日々移動していく作業現場ということでございます。
切り羽の先の、西ドイツから輸入した最新鋭のカッターで掘削する、掘進するところまで見させていただいて、現場で非常に頑張っておられる作業員、従業員並びに保安と安全のために本当に全力を尽くしている会社の取り組み、また、労使一体として取り組んでおる、外炭が国内炭の三分の一というそのコストに挑戦するという意気込みで今日まで頑張ってきた。
この人たちは、経営の厳しい中で、例えば二五%の賃金カットというふうなことにも本当に労働組合一体となって協力して、何とか厳しいコスト削減にこたえようというふうなことで血のにじむような努力をしてきて、それが管理部門から切り羽の先端に至るまで行き届いておる、安全対策に万全を期しておりましたけれども、先般の不幸な事故があったというふうなことであります。
なお、通常の操業に伴って実施する必要がございます自然発火の未然防止の対策につきましては、撤退期間の厳守であるとか、採掘終了時の切り羽の運営であるとか、あるいは中割れ坑道を設定しないことであるとか、こういう観点につきましては、その時点時点で実施することになりますけれども、鉱山保安監督部では、実施の都度、確認をしてまいりたいと考えております。
となると、今大臣がおっしゃったように、池島炭鉱にせよあるいは太平洋炭鉱にせよ大変深部に、私も切り羽に出向いたことがございますが、ある意味では大変困難な条件の中で最新技術を駆使しながら進んでいる。 実は、そういうやさきに池島炭鉱が火災事故を起こされたわけです。
私は、あのガス突出の事故が起きる少々前に、山鳴りその他の問題について御意見がありましたから、切り羽まで直接調査に赴いた者の一人です。そして十月十六日のあの事故のとき、今委員長席にいらっしゃる中沢さん、私、そして政務次官でいらっしゃった深谷現通産大臣、あの場所に、顔を合わさなかったけれども、多分三人が居合わせたと思いますね。
結局、石炭を生産している切り羽の部分まで水を入れてしまうのが水没ですね。今度の場合は、坑道の一部に水を入れて水封している。そこのところの大きな違いを私は明らかにする必要があると思うのですが、いかがですか。
それは深度でございまして、ドイツの切り羽の平均深度は恐らく九百メートルと千メーターの間にあると思います。非常に深うございまして、それからくるいろいろな問題は、日本よりも厳しい問題を抱えている点もございます。
具体的に申し上げますと、現在の炭鉱の採掘方法というのは、大きな長方形を一つのパネルといたしまして、長方形の短い方の辺を採掘の切り羽といたしまして、その長辺に沿って採掘を進めていくという方式でございますが、短い方の切り羽の長さが、日本の場合は百メーターないし百五十メーターというのが一番多うございます。
この問題について、近く採石事業改善計画、つまり切り羽をすべて階段状に変える、そして計画的な緑化を進めるなどの改善計画による、採石法、森林法、自然公園法に基づく許認可申請が提出される方向と聞いているわけであります。 そこで、環境庁にお聞きするわけでありますが、国の審査に関係法とのかかわりで環境庁は直接タッチすることになるわけであります。
また、現存炭鉱におきましても、自然条件は、例えばその深さあるいは切り羽までの距離等々、より深くより奥へと進行しております。当然、労働生産性の点につきましても困難さが出ております。また、炭鉱に働く勤労者の皆さん方の年齢も、このところ高齢化をいたしております。こういう状況が我が国の国内石炭産業の実態だと私は思っております。
その結果を簡単に申し上げますと、爆発した可燃性ガスについては、事故発生後トンネル内の切り羽近くで採取した空気から高濃度のメタンが検出されておりまして、これが爆発したものと思われること。それから第二点でございますが、このメタンはトンネル内にわき出ておりました地下水から出たものだと思われるということと同時に、切り羽の土の部分からもこのメタンガスが出ていたものと思われます。
御承知のとおり、この事故は、シールド工法の中で切り羽部分においての事故であろうというようなことは予測されるわけでありますが、このことにつきましては現在、警察庁、労働省において事故原因の究明を行っているところでありますが、建設工事は一般的にほかの産業と比べまして野外工事でございます。そして省力化というのはなかなか進みにくい。
これはずっと斜坑をつくって切り羽までいって、いろいろ複雑な構造になっていますが、石炭を掘る現場まで、現実の石炭の坑道があるのですね。その中で炭鉱事故の防止のための実験をするわけですよ。私は、先週の日曜日にそこに行ってまいりました。これが目的で行ったわけではないのですが、職員の皆さんと議論をしていまして、たまたま江東区の事故が話題になったのですね。
○石岡政府委員 去る二月一日に江東区において東京都水道局が発注いたしました上水道の送水管を新設するトンネル工事で発生した爆発災害は、立て坑から一・三キロメートル掘削した切り羽付近で発生したものであります。この結果、四名の方々が亡くなられたほか、現在も一名の方が重体でございます。
シールド工法につきましては、トンネル前面の切り羽が開放されております開放型というものと、それから隔壁によりまして切り羽を密閉しております密閉型というものがございます。開放型 につきましては、切り羽を安定させるために必要なときには空気の圧力、圧気をかけて掘削作業を行うものでございますし、これにつきましては一九六〇年代の半ばごろから広く使われるようになったものでございます。
坑内に入りまして、送電がされております酸素がありますところまで、その現場は救援するための消防の皆さん方が二十人くらい、ちょうど切り羽の二百メーター、百五十メーター手前くらいのところでございましたが、そこまで行きまして現場をつぶさに見てまいりました。
○村上国務大臣 それは鹿島の社長であれ、現在切り羽で作業をやっておるわけですから、あの地上の詰所を留守にするということは、これはあっちゃいかぬことだ、私はこう思っております。たまたま現地に行きまして説明を聞いたときに、きょうのあれは二交代でやっていたそうでありますが、二番方の作業は、きょうの作業が終了したということの連絡を受けて、地上にいた詰所からその担当者が坑内へ入っていった。
本件事故は、去る二月一日午後十一時三十分ごろ、江東区の東京都水道局発注による水道管新設のためのシールド工事の切り羽付近で、メタンガスと思われますが、噴出しまして、何らかの原因でそれに引火して爆発したという事故でございまして、坑内で作業をしていた下請業者の作業員四名が死亡、一名が重体というふうになっているわけでございます。