1976-05-12 第77回国会 衆議院 外務委員会 第7号
ところが、開発途上国はそういうことができませんので、OECDの国は市場で調達をするということで、OECDだけで今度の基金をつくったわけでございますが、結局ねらいとするところは、世界経済の発展ということにあるわけでございまして、先進諸国が国際収支の心配なく景気回復に向かう、それからまた、お互いに貿易制限とか為替切り下げ競争等をしないで経済を発展させていくということになれば、開発途上国にとって非常に大きな
ところが、開発途上国はそういうことができませんので、OECDの国は市場で調達をするということで、OECDだけで今度の基金をつくったわけでございますが、結局ねらいとするところは、世界経済の発展ということにあるわけでございまして、先進諸国が国際収支の心配なく景気回復に向かう、それからまた、お互いに貿易制限とか為替切り下げ競争等をしないで経済を発展させていくということになれば、開発途上国にとって非常に大きな
このような認識に基づき、各国はそれぞれ率直かつ建設的な意見の交換を行ないましたが、私からは、各国が協力して現実的な為替相場体系を守るべきこと、各国とも、切り下げ競争等の破滅的な傾向を避けるため、国際収支節度を順守すべきこと、基本的には固定相場制度に復帰すべきであること、国際通貨制度の長期的改革が緊要であることなどの点を中心として強調いたしましたが、これらの主張は、多くの国々から共感をもって迎えられたと